厳しいレースが続いたペレス。フェルスタッペンとの差は開くも「これでプレッシャーを取り除ける」とレッドブルF1代表
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、ほぼタイトル獲得のプレッシャーがなくなってよりリラックスしたレッドブルの環境が、セルジオ・ペレスがシーズン序盤の調子を取り戻す助けになるだろうと考えている。
ペレスとチームメイトのマックス・フェルスタッペンは、シーズン最初の4戦で勝利を分け合っていたが、それ以降ペレスはモナコGPの週末にはQ1でクラッシュしたり、スペインではさらに苦しい予選を迎えるなど、フェルスタッペンと比べて調子を崩している。
スペインGPの決勝レースを11番手からスタートしたペレスは4位まで挽回してチェッカーフラッグを受けたが、フェルスタッペンはその週末にキャリア40勝目を挙げたことで、ドライバーズ選手権でペレスに53ポイントの大きな差をつけて引き離した。
フェルスタッペンが確実にタイトルを獲得すると考えるのは時期尚早だが、ペレスがランキングでフェルスタッペンに追いつく可能性は低いと思われる。ホーナーによると、それによってペレスはリラックスできるはずだという。
「彼はこれで大きな自信を持てると思う」とホーナーは語った。
「モナコは厳しいものだったし、ここでも土曜日は難しかったが、日曜日には強さを見せた」
「今、ふたりのドライバーの差はかなり大きくなっている。多くの点でこのことが彼の肩からプレッシャーを取り除くだろう。これからはリラックスし、自分自身にプレッシャーをかけずに、序盤のレースの調子を再発見できると思う」
「チェコ(ペレスの愛称)に何ができるのか、我々はわかっている。すでに今年のアゼルバイジャンやサウジでのレースで、彼の能力を見てきた。近い将来、彼が調子を取り戻すだろうと確信している」
ホーナーは、ペレスの4位に入賞した走りを“強力だ”と評価したが、フィールドで最速のマシンを駆るペレスは、3位のジョージ・ラッセル(メルセデス)からかなり遅れをとってフィニッシュした。それでもホーナーは、ペレスはレッドブルのストラテジストが提供したシミュレーションを上回っていたことに注目した。
「シミュレーションではクリーンなレースで5位ということだった。彼はそれよりひとつ上の4位だった。我々はフェラーリの方がレースペースが速くなるかもしれないと感じていた」
「彼は表彰台まであと数秒のところだったし、最後にはジョージを追い詰めていた。チェコは特にレース後半には、非常に素晴らしい立ち直りを見せた」
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