2023年F1第9戦カナダGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)
2023年F1第9戦カナダGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはセルジオ・ペレス(レッドブル)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)だ。
■バルテリ・ボッタス(アルファロメオ・F1チーム・ステーク)
決勝=10位(70周/70周)
今日のレースに満足している。ポジションを4つ上げられたからね。順位を上げることができれば、それは良いレースだったと言えるし、しかもこの週末の主な目標だったトップ10フィニッシュを達成できたのだから文句なしだ。9位で終われる可能性もあったけど、レース終盤にはタイヤの摩耗が進んでいて、最後の最後でランスにやられてしまった。それでもなお、今日は堅実なレース運びができたと言っていいと思う。戦略も良かった。
モナコ以来、僕らはかなりの進歩を示してきた。この結果は、ヒンウィルのファクトリーでチームが続けてきたハードワークの賜物だ。僕が持ち帰れたのはたった1点かもしれないが、これもひとつの成果であり、より多くの得点を目指していくためにモチベーションを高めるものになる。この方向で努力を続け、特に予選でのパフォーマンスの向上に力を注いでいくことが重要だ。まだ進歩の余地はあるし、チームはそのすべてを達成できるだろうと確信している。
■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム)
決勝=9位(70周/70周)
うまく挽回して、2ポイントを獲ることができてよかった。セーフティカーは僕たちにとってはついてなかった。ピットストップをした次の周にセーフティカーが出動したんだ。周囲のマシンはロスなくタイヤ交換をすることができたのに、僕たちにはそのチャンスがなかった。その後は、ダメージを最小限に抑えて、チームのためにいくつかポイントを獲ることに集中した。
でも、今日のレースから、ポジティブな要素を見つけることができる。AMR23は優れたパフォーマンスを発揮して、フィーリングが素晴らしかった。それから最終ラップでは、フィニッシュライン直前にバルテリ(・ボッタス)をオーバーテイクした。楽しかったよ。ポジションを奪った時に、グランドスタンドから大きな歓声が聞こえてきて、最高の気分だった。今週末応援してくれたファンの皆に、ありがとうと言いたい。
■エステバン・オコン(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=8位(70周/70周)
またポイント圏内でフィニッシュできたことに満足してもいいと思う。ただ、今日はチャンスを最大限に生かせたというわけではなかったようだ。マシンとペースは良かったものの、結局のところ、ストレートでこちらより速いウイリアムズのアレックスを抜くには、少しスピードが足りなかった。どうすれば進歩できるか、日曜にチャンスをつかめるようにするにはどうすればよいか、チームとしてあらゆることを見直してみるつもりだ。予選でのペースは良かったので、それは今後も維持していく必要がある。
バルテリ(・ボッタス)やランドとのバトルをエンジョイしたよ。すごく楽しかった! 全体としてはチャレンジングな週末を過ごし、多くのことを学んだ。もうすでに2週間後のオーストリアを楽しみにしている。
■アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ・レーシング)
決勝=7位(70周/70周)
とても濃い週末だった。まず何よりも、チームにありがとうと言わないとね。マシンがアップグレードされて、僕の印象では確実に進歩したと思うし、サーキットもマシンの特性に合っていた。このアップグレードを完成させるために、ファクトリーで続けてきた仕事は膨大なもので、誰もが本当に一生懸命に働いてきた。今回はPUも新品になって、まさにこの週末にあらゆるものを投入した感じだった。
こうしてポイントを獲得して、コンストラクターズ選手権で9位に上がることができたけど、やはり最下位ではないというのはいいものだね。こんなふうに、チームに心からありがとうと言えて、みんながやってきたあらゆることの報酬を受け取れるのは素晴らしいことだ。
(レース後のインタビューで語り)最高の結果だ。期待以上だよ。でも、とてもストレスが大きいレースだった。そういうレースは楽しくないけれど、チームはこういう状況に僕を追い込むのが好きなんだよね!
あのタイヤ(ハード)で走り続けて、あと残り40周だと言われた時には「君たち、正気か?」と思った。でも最後までやり遂げることができた。
後続のマシンはとても速かったので、抑えきることができるとは思わなかった。でもジョージ(・ラッセル/メルセデス)はブレーキに問題が起きたみたいで、エステバンには僕たちを追い抜くだけのストレートラインスピードがなかった。
そういったことが僕たちに有利に働いた。僕たちのマシンは滑りやすいんだが、路面温度が低かったことが、タイヤを長く持たせることの助けになり、彼らに抜かれないようにすることができたのだと思う。最高にうれしい。
僕たちはチャンピオンシップでアルファタウリと戦っている。彼らは危険なほどに安定しているが、僕たちにとっては幸運なことに、そして彼らにとっては不運なことに、11番手のあたりにとどまっている。今回僕たちはポイントを獲得し、ランキング9位に上がることができた。この調子で続けていこう。アップグレードはよく機能しているしね。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=6位(70周/70周)
今日はペースがなくて、少し驚いた。ハードタイヤでは最初は良い感じだったが、セーフティカーの後、グリップが回復せず、ミディアムタイヤでもペースがなかった。
時間をかけてこの週末のことを理解することが重要だ。特に今回のレースではペースが悪かったので、この問題を解決する必要がある。自分には自信を持っており、何ができるか分かっている。でも今日、僕たちは好調ではなかった。
今の段階では、(ドライバーズ)選手権でのポジションよりも、パフォーマンスの低下の方が心配だ。とにかくペースがないのだから。プレッシャーが全くないということはあり得ないし、今は難しい時期だ。でも僕は良いパフォーマンスを発揮するためにここにいるのであり、今後の数戦でそうする必要がある。
ポジティブなことに目を向けると、今日僕たちチームは100勝目を達成した。チームにとって素晴らしいことだ。僕もとてもうれしいよ。マックスは、今日だけでなく、シーズン通して最高の仕事をしている。
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