F1分析|フェラーリ復活の兆し? 今季デグラデーションに苦しんできた跳ね馬が、まさかの1ストップで走破
F1カナダGPで最大の驚きだったのは、フェラーリ勢のレースペースの良さだったのではないだろうか。
今シーズンのフェラーリは、開幕から予選では速さを見せるものの、決勝ではレースペースに苦しみ、ポジションを落としてフィニッシュ……そんなレースが多かった。
その原因はタイヤのデグラデーションにあった。デグラデーションとはつまり性能劣化。フェラーリのマシンは他のマシンと比べるとタイヤに厳しい傾向があり、走れば走るほどズルズルと後退していってしまったのだ。
しかし今回のカナダGPでは、その傾向が全く異なっていた。それは、下のグラフを見ても一目瞭然である(フェラーリ2台は赤線)。
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