ベッツェッキ、初日好調トップタイム。負傷中のマルク・マルケスは19番手&転倒も|オランダGPプラクティス2
TTサーキット・アッセンでMotoGP第8戦オランダGPのプラクティス2が行なわれた。初日のトップタイムとなったのは、VR46のマルコ・ベッツェッキだった。
アッセンは今週末晴れの予報となっており、その予報通りに初日は快晴となった。プラクティス2は気温が25度、路面温度は44度というコンディションでスタートした。
天候の心配もないため、オランダGPのプラクティス2は序盤に急いで予選振り分けを睨んだタイムアタックの必要もなく、ゆっくりとした立ち上がりとなった。各車がマシンセットアップを進め、転倒も無い非常に穏やかな時間が流れた。
なおオランダGPに負傷を押して出場を決めたファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)とマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、プラクティス2でも引き続き走行に参加した。
各ライダーが本格的なアタックに入るのはまだ先であり、暫定トップタイムが1分33秒台という状況が30分間続き、セッションは後半に入った。
なお折返しを迎える前、アウグスト・フェルナンデス(GASGAS)が転倒。彼はプラクティス1でも転倒しており、この日2度目となった。またその少し後にはターン11でアレックス・マルケス(グレシーニ)がリヤを滑らせてしまい、危うくハイサイドという場面もあった。ただアレックス・マルケスはスーパーセーブを見せてバランスを取り戻し、事なきを得た。
残り15分を切ってくると各車が徐々にペースアップ。1分32秒台のタイムが刻まれるようになり、ホルヘ・マルティン(プラマック)が1分32秒332を記録し、暫定トップタイムとした。
そしてプラクティス1で最速だったベッツェッキも、セッション残り10分を切った頃にアタックをスタート。1分32秒254を記録し、暫定トップタイムを更新した。
その他フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)やマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)らもベッツェッキと僅差のタイムを記録して上位につけ、Q2への直接進出がかかる総合タイムトップ10以内に入ってきた。
アタックが更に激しくなりつつあった残り3分、マルク・マルケスがターン3でフロントを切れ込ませ転倒。力なくコースを後にした。
ベッツェッキが1分32秒063まで暫定トップタイムを更新してプラクティス2はラストアタックへ。ただ、最後のアタックで大きくタイムを縮めてくるライダーは現れなかった。
最終的にプラクティス2、そして初日のトップタイムとなったのはベッツェッキ。2番手にはマルティン、3番手にはジャック・ミラー(KTM)が続いた。
また予選Q2へ直接進出となる初日総合トップ10は、上記3名に加えバニャイヤ、ビニャーレス、クアルタラロ、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、ブラッド・ビンダー(KTM)、ルカ・マリーニ(VR46)、アレックス・マルケスとなった。
日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は総合14番手タイムで終了。予選はQ1からのスタートとなった。マルク・マルケスは最終的に19番手でセッションを終えた。
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ライダー
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