今は自身の価値を示すことに集中する角田。将来は「自分の行き先を選べるF1ドライバーになりたい」
アルファタウリの角田裕毅は、F1キャリアにおいて、どのチームでドライブするか選べる立場になることを望んでいると述べている。
角田は現在、レッドブルの姉妹チームであるアルファタウリとの契約下にあり、モータースポーツのエリートたちのなかで3回目のシーズンを迎えている。最初の2シーズンは結果の波が安定していなかったが、今年は2回の入賞しか果たしていないものの、パフォーマンスを向上させている。徐々に経験を重ね成熟度を上げているので、角田はより一貫性のあるパフォーマンスを発揮している。また、高評価を得ていたルーキーのチームメイトであるニック・デ・フリースのことも上回っている。
進歩を遂げている角田は、レッドブルでセルジオ・ペレスの不振が続いた場合、彼の正式な後継者になる可能性もある。しかし今のところ角田は冷静なままで、将来については考えていない。
「チェコ(セルジオ・ペレスの愛称)は来年も契約があると思いますし、レッドブルは彼に満足しているでしょう」と角田は『GiveMeSport』に語った。
「だから、今は自分自身に集中して、自分の価値を示す必要があります。とにかく時間が経てばわかると思います。今はアルファタウリに残って、自分のパフォーマンスをすべてのチームに見せるのがいいことだと考えています」
角田は短期的にはアルファタウリに残ることに満足している一方で、F1での運命を自分で決めることができるようになることを熱望している。たとえそれによってレッドブルファミリーを離れることになってもだ。
「レッドブルからだけでなく、より多くの注目を集めるのはいいことです」
「僕はどのチームを選ぶか、どこへ行きたいか、F1で何をしたいかということをまだ決めることができません。今もレッドブルが選択肢を持っているでしょう。だからある時点で自分の行き先を選べるドライバーになりたいと思っています」
「もちろんこの数年間に、一貫して高いパフォーマンスを出しているチームに行きたいです」
「いつの日か、アルファタウリがトップチームのひとつになるかもしれません。そうなったら、他のチームへ行く理由はなくなります」
「とにかく、多くの注目を集めることはいいことです。注目されるということは、僕に大きな価値があるということですし、僕たちドライバーは、そうした状況が好きだと思います」
先月、アストンマーティンとホンダが将来に向けたパートナーシップを発表した。それを受けてホンダは、アストンマーティンが2026年に日本人ドライバーを起用するのは魅力的なアイデアだと述べ、角田は可能性のある候補者だと指摘した。
「彼は我々のスクール出身で、素晴らしいドライビングをしています。彼の成功を見るのは非常にうれしいことです」と株式会社ホンダ・レーシング社長の渡辺康治氏は語った。
「しかしまだ3年の時間があるので、何が起きるか話すのは時期尚早です。このことについて話す時期ではないと思います。しかし我々は彼が候補者になることを望んでいます」
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