シルバーストンでのF1映画撮影を楽しんだブラッド・ピット。作品は「とてもいいものになるだろう」と自信
俳優のブラッド・ピットは、映画撮影用のF1マシンでシルバーストンのコースを走った後は「軽いめまいのような感じ」がしたことを認めたが、グランプリレースの世界を舞台にした大ヒット作を撮影する時間を楽しんでいるという。
『トップガン マーヴェリック』の監督ジョセフ・コシンスキーによる大作の撮影は、先週末にシルバーストンで本格的に始まり、架空のF1チーム『APXGP』が登場した。制作クルーは4日間を通して常に現場に滞在し、実際のイベントを背景に撮影を行った。カーリンとメルセデスが手掛けた、F1マシンを模した2台のF2マシンが登場し、後に実際のレース映像と合成されることになるオンボード映像を記録した。
「今は軽くめまいがすると言わなければね」とピットは『Sky F1』のマーティン・ブランドルに語った。
「ここにいられてうれしい。こんなに笑って、楽しんでいる」
「すべてが素晴らしいよ。最高の雰囲気だ。このような形で参加して、物語を作る。誰もがとても親切にしてくれているんだ」
「チームは私たちに門戸を開いてくれた。FIAとモハメド(・ビン・スライエム/FIA会長)は本当に助けてくれている。そしてF1とステファノ(・ドメニカリ/F1のCEO)。こんなことができるなんて、みんな本当に素晴らしいよ。とてもいいものになるだろう」
7度の世界チャンピオンであるルイス・ハミルトン(メルセデス)が共同プロデューサー兼スペシャルアドバイザーとして映画を部分的に監督し、ピットは映画のために徹底的なドライバートレーニングを受けた。そしてシルバーストンのコースに出る時が来ても、ピットは少しも不安を感じていなかった。
「本当に不安ではなかったんだ」とピットは述べた。
「スタッフは僕を鍛えてくれた。スタンドが見えるコーナーがいくつかあって、ストレートでは周りを見回す時間が少しあった」
「ラインと、僕たちがこの瞬間に作っているものにしっかり集中していた」
「すべての素人評論家に言いたいけれど、もしスピンしているところやストールしているところがあっても大目に見てほしい。それは故意でやっているんだからね!」
『Apple Films』は制作にあたって撮影クルーが最高レベルのリアリズムを維持できるように、著名な専門家集団の助言を頼っている。
「トレバー・カーリンのチームがいるよ」とピットは述べた。
「彼らは素晴らしく、僕たちの安全を保ちながらトレーニングをし、ショーが本物のようになるように取り計らってくれている。できる限り本物でなければならない」
「そしてルイスは、僕たちのプロデューサーでもあるけれど、このスポーツに敬意を払い、実際の有様を見せるようにしようと決意を固めていた」
「僕は一般市民として、ドライバーになるために何が必要なのか知らないことを打ち明けなければならない。攻撃性なのか、機敏さなのか。彼らは素晴らしいよ。すべてのクラスのドライバーたち全員に大きな敬意を持っている」
映画の筋書きについて話すようブランドルに促されたピットは、カムバックを果たすベテランドライバーのソニー・ヘイズ役について次のように話した。
「彼はひどいクラッシュを起こしたためにレースをやめて姿を消し、他の分野でレースをしていた」
「ハビエル・バルデムが演じる彼の友人は、チームオーナーだ。彼らはグリッドで21番目か22番目の、最下位のチームだ。ポイントを獲得したこともない。彼らのチームにはダムソン・イドリスが演じる若き天才がいる。彼はいわば最後の賭けとして私を起用し、そこから騒動が続いていく」
「何がすごいのか教えるよ。マシン全体のいたるところにカメラが取り付けられているんだ。こんなスピードとGフォースは目にしたことがないだろうね。本当に素晴らしいんだ」
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