ドライでハミルトン最速。レッドブル勢が2、3番手【タイム結果】2023年F1第12戦ハンガリーGPフリー走行3回目

 

 2023年F1第12戦ハンガリーGPのフリー走行3回目が行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は20番手だった。

 気温24度、路面温度44度というコンディションで、現地時間12時半にセッションがスタート。金曜日はFP1で雨の影響を受けたが、このセッション中の降水確率は0%とレースコントロールは発表している。

 2台揃って初日をトップ10圏外で終えたレッドブル勢は、序盤にフェルスタッペンがミディアムタイヤで1分18秒478、ペレスが同じくミディアム1分18秒558と1-2に並ぶ。3番手もミディアムのシャルル・ルクレール(フェラーリ)だが、6番手につけた僚友カルロス・サインツは風の影響を受けていると無線で報告していた。

 ソフトタイヤ勢のなかではオスカー・ピアストリ(マクラーレン)がセクター2で全体ベストタイムをマークし、1分18秒949で3番手につける。その後バルテリ・ボッタス、周冠宇のアルファロメオが2、3番手に浮上。アルファタウリは角田もダニエル・リカルドも開始直後からロングランに取り組み、それぞれ13周、12周走って一度ピットに戻った。

 フェルスタッペンは走行中に少しバランスを崩し、「突然リヤを失った」と報告。その後も「変な感じがする」と無線で話しており、他車よりも速いペースで走っているもののまだクルマに満足していないようだ。セッション中盤以降は各チームがロングランを行い、その一方でアルファタウリやアルファロメオはハードタイヤに履き替えてアタックラップを行っていた。

 セッション後半に新品ソフトを投入したフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、1分18秒350でトップタイムをマークした。その後今度はランド・ノリス(マクラーレン)がミディアムで1分18秒082を記録し、この低速コースでも速さを見せている。その後はハミルトンがノリスをコンマ2秒上回ってトップに立った。

 終盤は新品ソフトを投入するチーム、しないチームに分かれており、通常の週末のようなタイムシートの変動はなくハミルトン、フェルスタッペン、ペレスのトップ3でセッションは終了。4番手以降はニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、ノリス、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ルクレール、サインツ、アロンソ、ボッタスというトップ10になっている。

■2023年F1第12戦ハンガリーGPフリー走行3回目 リザルト

Pos. No. Driver Team Time Laps
1 44 L.ハミルトン メルセデス 1’17.811 20
2 1 M.フェルスタッペン レッドブル・レーシング 1’18.061 23
3 11 S.ペレス レッドブル・レーシング 1’18.067 25
4 27 N.ヒュルケンベルグ ハース 1’18.077 21
5 4 L.ノリス マクラーレン 1’18.082 19
6 63 G.ラッセル メルセデス 1’18.119 22
7 16 C.ルクレール フェラーリ 1’18.190 28
8 55 C.サインツ フェラーリ 1’18.234 29
9 14 F.アロンソ アストンマーティン 1’18.350 20
10 77 V.ボッタス アルファロメオ 1’18.489 24
11 18 L.ストロール アストンマーティン 1’18.536 20
12 24 周冠宇 アルファロメオ 1’18.544 23
13 23 A.アルボン ウイリアムズ 1’18.592 17
14 81 O.ピアストリ マクラーレン 1’18.598 19
15 20 K.マグヌッセン ハース 1’18.649 26
16 10 P.ガスリー アルピーヌ 1’18.776 22
17 2 L.サージェント ウイリアムズ 1’18.814 16
18 3 D.リカルド アルファタウリ 1’18.828 28
19 31 E.オコン アルピーヌ 1’18.979 22
20 22 角田裕毅 アルファタウリ 1’19.156 29
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