「あんな端っこに置くから!」トロフィー破壊のノリス、責任をフェルスタッペンになすりつけ? 600万円超の逸品は既に“作り直し”がスタート
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の優勝で幕を下ろしたF1ハンガリーGPの最大のハイライトのひとつと言えるのが、表彰式でフェルスタッペンに贈られた優勝トロフィーが壊されてしまったことだろう。 “犯人”は2位のランド・ノリス(マクラーレン)。彼はスパークリングファイトの際、スパークリングワインの泡を勢いよく噴射させるために、表彰台の最上段にボトルの底を叩きつけた。その衝撃で、置かれていたフェルスタッペンのトロフィーは落下し、割れてしまったのだ。 その後行なわれた記者会見でノリスは、トロフィーが壊れたのはフェルスタッペンに責任があると冗談めかして話した。「マックスが端に置きすぎたんだ」とノリスは笑う。「それで落ちたんだ。僕のせいじゃない。彼のせいだよ!」 ハンガリーのF1ジャーナリストによると、このトロフィーは決して安価なものではなく、全て手作りで、製作期間は約半年。価格は約4万ユーロ(626万円)とのことだ。 なお破壊されたフェルスタッペンのトロフィーに関しては、製造元のヘレンド社が交換を約束している。同社のCEOであるアッティラ・シモンは地元メディアに対してこう語った。「誰の責任かはチームが決めることだが、ともかく我々は再びそれを作るという喜びと重責を担うことになる」 トロフィーの生産は既に始まっているとのことで、通常半年かかる製造工程を短縮して、フェルスタッペンに数週間以内にトロフィーを届けることを目指しているという。 そんな“トロフィー破壊事件”が汚点となってしまったが、それ以外の面では充実したレースウィークを送ったマクラーレン。ノリスは今回マクラーレンよりもメルセデスが速かったとしつつも、とてもポジティブなレースだったと考えている。 現在、レッドブルに次ぐ2番目に速いマシンを手にしているのはマクラーレンかという質問に、ノリスはこう答えた。「タイヤのデグラデーションを見ると、メルセデスは僕たちよりもかなり良い。彼らはいつもそうだ」「予選を見ても、ルイス(ハミルトン)がかなり速かった。だから(質問の答えは)ノーだね。メルセデスはかなり近いところにいて、タイトな争いだ」「ルイスが(スタート直後の)ターン2で僕たちの前にいたらレースでは負けていただろうし、僕も表彰台には立てなかったと思う。そうだった場合はみんな『メルセデスが速いね』という話になっただろう」「でも僕が彼を抜いたというだけで、マクラーレンの方が速いということになる。それだけタイトな争いということだね。彼らは良い仕事をしているし、もちろんマクラーレンも頑張っている。僕はこの結果に満足している」Additional …読み続ける
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