骨折のリカルド、F1カタールGPを前に、シミュレーター作業を実施へ「復帰の時期を決めるためのテストになる」
怪我で欠場しているアルファタウリのダニエル・リカルドは、F1カタールGPを前にシミュレーター作業を行って、骨折した左手の回復状況を見極め、その上で、いつレースに復帰するかを判断する予定であると明かした。
リカルドはザントフォールトで行われたオランダGPの金曜日FP2セッションでクラッシュし、中手骨を骨折した。その直後に、リカルドは、著名なMotoGPの外傷専門医ザビエル・ミル医師の手術をバルセロナで受けた。ミル医師は、今年初めに自転車事故で負傷したランス・ストロールの治療を担当したことでも知られる。
以来、リカルドはリハビリテーションを受けて回復傾向にある。今週のシミュレーター作業は、彼がいつ正式に復帰できるかについての良い判断材料となるだろう。
「これは自分の状態を確認する最初のテストのようなもので、それによって判断を下す」とリカルドは『Perth Now』に語った。
「もちろん復帰したい。今後数週間のうちにね。それが計画だ。おそらく来週初めには分かるはずだ」
日本GPの週末、レッドブル代表クリスチャン・ホーナーは、リカルドの復帰は、次戦カタールGPではなく、その次のオースティンでのアメリカGPになるかもしれないとコメントした。その場合、カタールには、代役を務めているリアム・ローソンが出場することになる。
アルファタウリのトラックサイドエンジニアリング責任者のジョナサン・エドルズは、チームはリカルドに復帰を急がせるつもりはないと語った。
「回復は順調だ。復帰前にシミュレーター作業を予定している。我々サイドも彼の方も、復帰を急ぐ必要はないと考えている」とエドルズは日本GPの週末に語った。
「最悪なのは、きちんと治癒する前に復帰して、何らかの問題が起きてしまうことだ。どうするかについては、今後の発表を待っていただきたい」
レッドブルのシミュレーターを使用することは、リカルドがポテンシャルを最大限に発揮して走ることができるかどうかを試すための十分なテストになると、エドルズは付け加えた。
「シミュレーターは、マシンや荷重などのすべてを非常によく再現している」とエドルズは語った。
「最終的な決断は、我々ではなく、彼が下すことになるだろう。痛みがどうか、どれだけ回復しているかについては、他の誰よりも彼自身が分かるだろうからね」
「我々は、早く復帰するよう彼にプレッシャーをかけたりはしていない。現在、3人の優れたドライバーがいるのだから、急ぐことはないのだ」
「彼に完全に回復してもらうことに焦点を置いているので、実際に復帰した時には、それについて話すことすらないだろう」
リカルドが欠場中の日本GPで、アルファタウリは、彼が角田裕毅とともに2024年もアルファタウリに残留すると発表した。
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