カタールGPのタイヤ周回数制限は「意味のないモノ」とレッドブル代表。ピットストップ義務化は予選でのタイヤ節約招くとも警鐘

 

 F1カタールGPではタイヤトラブルが発生する懸念から、1セットあたり最大18周という制限が設けられた。これによりカタールGPは3回のピットストップが必須となったが、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表はこうした制限は無意味なものだと語っている。 カタールGPの金曜日の走行終了後、ピレリが使用されたタイヤを分析した結果、サイドウォール部分のトッピングコンパウンドとカーカスコードの間に亀裂が認められることが発覚。これを受けてターン12と13の縁石を使わないようにトラックリミットの位置が変更され、さらに決勝レースでは、いずれのタイヤも18周を超えて使ってはならないと規定された。 そうして1セットあたり18周までの制限を受けた結果、レースは各車最低でも3回のピットストップが必要になった。 ただこの対策は予想しやすいレース展開を招くものだったという批判にも晒された。その点に関してはレッドブルのホーナー代表も同様の見解を持っており、F1においてこうしたタイヤの周回制限が今後も定着するべきではないと考えている。「私は自由を与えるべきだと思っているし、それこそが創造性を生むのだと考えている」 ホーナー代表はそう語る。「ピットストップの義務化? そうなれば予選の終わり方や、レース向けて予選でタイヤを節約するためにどれくらい走るかなどに影響を与えるだろう。意味のないことだ」「1ストップでも2ストップでも、3ストップでも、我々は最速のレースがしたいんだ。それが我々の目指すべきところなんだ」 …読み続ける

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