クアルタラロ「去年より0.5秒速いのに17番手……クレイジーだ」オーストラリアGP初日終え困惑

 

 フィリップアイランドで開催されているMotoGP第16戦オーストラリアGPで、ヤマハのファビオ・クアルタラロはプラクティスを17番手で終えた。 クアルタラロの記録したタイムは1分28秒937となっているが、これは昨年彼がプラクティスに相当するFP2でマークした1分29秒6を上回るものとなっている。ただ、昨年はこのタイムで4番手だった一方、今年は前出のように17番手……大きくポジションを落としている。 この状況にクアルタラロは困惑しており、予選でもQ2進出は難しいだろうと考えているようだ。「僕らのバイクは毎年曲がりにくくなっている」とクアルタラロは言う。「2019年から今までに多くのものを失っていると思うよ。そこが僕らの強みだったのに、今は弱みになっている」「それこそが、僕の持っていた唯一の武器だった。それははっきり分かる。僕らは先頭から1秒離されていて、チームメイトも苦戦している……今何が起きているのか理解するのが本当に難しい」「(昨年より)もっと悪い。前回は予選で0.2秒差で5番手だった。ただ昨年はコンディションが改善していくと、僕らもかなり良くなっていたというのもある」「昨年のタイムは確か(FP2で)4番手とかの1分29秒4だったと思うけど、今年は0.5秒速くなったのに17番手だったんだ。これはクレイジーなことだ。みんながプッシュしまくっているけど、僕は1分28秒9で明らかに限界だった。このラップタイムはちょっと妙だよ」 クアルタラロは前戦インドネシアGPでは3位表彰台を獲得している。しかしオーストラリアGPではそこから一転して苦戦に陥っているわけだが、彼としても一貫性の無さを理解するのは難しいと語っている。「インドネシアでは、僕はタイヤのおかげで表彰台を争えたんだと、自分でも分かっている」 彼は一貫性の無さについて聞かれると、そう答えた。 …読み続ける

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