レッドブル&HRC密着:ポールを逃したフェルスタッペンに焦りなし。ハードを2セット残したタイヤ戦略に自信
初日のフリー走行1回目から土曜日のフリー走行3回目までトップタイムを叩き出していたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。しかし、予選ではフェラーリ勢がQ3に入って驚異的な速さを見せて、逆転でシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得しただけでなく、チームメイトのカルロス・サインツも2番手につけ、フロントロウを独占した。フェルスタッペンとポールポジションのルクレールとの差は0.097秒、2番手のサインツとは0.030秒差だった。
今回のF1第20戦メキシコシティGP(メキシコGP)の予選上位の順位は、Q3でのコンディション変化によるものと考えられる要因で、1回目のアタックで決まった。1回目のアタックで新品タイヤを使用したのはフェラーリ勢2台とダニエル・リカルド(アルファタウリ)、そしてフェルスタッペンだった。
その1回目のアタックで、フェルスタッペンは8コーナーのアウト側の縁石にフロアを打ちつけてしまった。もし、あの縁石乗り上げがなかったら、フェラーリを上回るタイムを出していた可能性は十分ある。
したがって、フェルスタッペンとレッドブル陣営に焦りは感じられない。
フェルスタッペンが日曜日のレースで逆転できるという自信を抱くのには、ほかにも理由がある。それは残りの持ちタイヤの内訳だ。
「僕はハードタイヤを2本持っているから、レースではアドバンテージになるだろう」
フェルスタッペン以外にハードタイヤを2本持っているのは、アルファロメオの2台と角田裕毅(アルファタウリ)の3人だけ。昨年のメキシコシティGPに投入されたタイヤはC2、C3、C4だったのに対して、今年は1ステップ軟かいC3、C4、C5。つまり、上位勢で万能タイヤとも言えるC3タイヤを2セット持っているのは、フェルスタッペンだけなのである。
さらにフェルスタッペンは「ターン1ではいろいろなことが起こり得る」と笑う。じつはスタートラインから1コーナーまでが長いエルマノス・ロドリゲス・サーキットは、後続にスリップストリームを使用されるフロントロウが必ずしも有利と限らないからだ。2年前もフェルスタッペンはここで2列目からメルセデス勢を一気に抜いた経験がある。
予選後の記者会見では、予選2番手のサインツがこう言った。
「僕はダーティなほうからスタートするので、マックスにやられるかもしれないなあ」
それを聞いていたフェルスタッペンは返して笑った。
「(ポジションを)入れ替える?」
果たして、フェルスタッペンの余裕は日曜日のレース後まで続くだろうか。
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