アロンソ、自身のF1キャリアに関する噂に不快感を示す。作り話をする人には「影響が出るようにする」と警告
フェルナンド・アロンソは、アストンマーティンでの彼の将来について誤った情報を広めている人々に対し、“影響が及ぶ”だろうと警告している。
F1のシリーシーズンは、サマーブレイクの後に深い眠りに落ちたように見えた。しかし今週初め、ソーシャルメディアではアロンソがあと数時間でF1引退を発表すると主張する根も葉もない報道がでっち上げられた。またその一方で、2024年にアロンソがレッドブル・レーシングへ移籍してセルジオ・ペレスの後任になるというさらなるうわさも流れた。尊敬を集めているスペイン人F1ジャーナリストのアルベルト・ファブレガが、パドックに衝撃を与えるような重要な話をほのめかす謎めいたツイートをしたことが、とっぴなうわさを引き起こしたと考えられている。
話のつながりは見られなかったが、ソーシャルメディア上の人々はアロンソを巻き込んだ作り話を主張した。F1第21戦サンパウロGPの週末を前にした木曜日、アロンソはこの件に憤りを感じていることを明らかにした。
「これはただのうわさで、パドックでは普通のうわさだ。面白がってフォロワーを獲得しようとしている人々が流しているようなものだ」とこの状況について尋ねられたアロンソは語った。
「だが僕はこのゲームに興味はない」
アロンソは常軌を逸したうわさとその出どころとなっている人々を無視して先に進むのではなく、何者であろうと彼らを非難し、ほのめかしや嘘を流し続けるのであれば“影響が及ぶ”だろうと警告したが、どのような影響なのか明確にはしなかった。
「このことを楽しんではいない。この部屋にいるあなたがた全員が、長年F1にいるプロのジャーナリストであることに感謝しているからだ」
「あなた方は尊敬を集めているし、物事はこうあるべきだ。だから、すべてのうわさはこの部屋にいない人たちから流れている。彼らがただ面白がって何かをからかっているというのは、笑い事ではないと思う」
「もちろん彼らが作り出していることだが、必ず影響が出るようにするつもりだ」
2023年シーズンに目覚ましいスタートを切ったアストンマーティンだが、メルセデス、フェラーリ、マクラーレンといったライバルたちと比較すると、チームのパフォーマンスは夏の間に次第に低下していった。また、最近チームの状況はさらに悪化している。オースティンで導入された最新のアップグレードは、AMR23のパフォーマンスを改善できなかったようだ。
しかしアロンソは、アストンマーティンではまだ作業が行われており、今年はコース内外でクルーが多くのことを成し遂げたことを全員に思い出させた。
「僕たちに望んでいるほどの競争力がないことは明らかだ。僕たちは全員最高のレベルに到達しようとしているが、もちろんそれは今見られているレベルではない」
「でも最近導入したアップグレードのいくつかを分析中だ。ここブラジルはスプリントフォーマットだから、僕たちにとってはより従来型の週末だ。過去の2戦ほど実験的ではない」
「もちろん僕たちは満足していない。マイク(・クラック/アストンマーティンのチーム代表)は満足していないし、誰も現状には満足していない。数戦前にも言ったけれど、チームは2年前は250人だったが、今は移行期間にあり、800人のスタッフと新しいファクトリーを擁して、将来トップを争えるようになろうとしている」
「今年は7回表彰台を獲得し、ポイントは昨年より200ポイント多い。こうしたことは現在のパフォーマンスによるものではない。満足すべきではないし、2023年は僕たちにとってスーパーシーズンだったという状況をあまりに大げさに捉えることもできない」
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