F1アゼルバイジャンGP、開催に先立ち”最恐”のピット入口調整へ。来季のスプリント実施にも前向き
F1アゼルバイジャンGP主催側は、今季の開催に先立ち、サーキットのピット入口に変更を加えるようだ。
2016年に初開催されて以来(2016年はヨーロッパGPとしての開催)、アゼルバイジャンGPのバクー市街地サーキットではピットレーン入口のシケイン形状や、トップスピードからピットインのため急減速を行なうことから到達時の車速が議論されてきた。
そして昨年、元F1世界チャンピオンであり、2016年にバクーで勝利を挙げたニコ・ロズベルグがF1カレンダーの中でも最恐のピット入口のひとつと評したことで、その危険性が取り沙汰された。
「ここでマシンの何かしらが壊れたと想像してみてほしい」
そうアゼルバイジャンGPのプレビュー動画の中でロズベルグは語った。
「時速350kmで走っているんだ。左手にはただの壁があって、自分に向いている。何かが壊れて、その壁に向かっていってしまったらお終い。この世にはもういないよ」
「F1マシンをドライブしてきたところの中でも、最も怖い場所のひとつだ。あそこを走り抜けるのは、とんでもなく間違っていると感じるんだ。でもそれを克服していくしかない」
その昨年のアゼルバイジャンGP決勝レースでは、ロズベルグの予言通り、この付近でランス・ストロール(アストンマーチン)とトップ周回中のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のタイヤがバースト。幸い、マシンはピット入口で”串刺し”にならずに済んだものの、セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)は「ラッキーだった」とそのクラッシュを振り返っている。
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