ルクレール、母国初優勝に向けて自信見せるも「モナコGPには”サプライズ”がある」と警戒

 

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、第7戦モナコGPに向けて今季の『F1-75』のパッケージングに自信を見せている。ただ、モナコでは予測不能の”サプライズ”が起こりうると警戒している。 
 ルクレールは前戦スペインGPでは、一時レッドブル勢に対して16秒以上のリードを築きながらも、ターボチャージャーとMGU-Hのトラブルによりリタイアを喫した。 
 無得点に終わったことで、ルクレールはドライバーズランキングで首位陥落。直接のライバルであるレッドブルのマックス・フェルスタッペンが3連勝でトップに立った。 
 レッドブルに追い風が吹いているものの、フェラーリのF1-75はこれまで低・中速コーナーで速さを見せており、極低速のモナコGPでの最有力の一角だと言われている。一方でレッドブルの『RB18』はここまで、モナコではあまり重要視されない最高速でタイムを稼いできた傾向がある。 
 母国での初優勝を目指すルクレールは週末を前に、F1-75はモナコも含め「どこでも強いパッケージだ」と語ったが、チームが優勝できるかどうかは”サプライズ”次第だと考えているようだ。 
「僕らがここでの優勝候補かどうかは分からない」とルクレールはいう。 
「でも、このレースにはサプライズがあると思う。昨年もそうだったように、僕らのマシンはシーズンを通してそれほど競争力がある訳じゃなかった(のにポールポジションを獲った)。でもモナコでは、僕らはこのコースに向けて最強のパッケージを持っていると思う」 
「競争力があるとは思っても見なかったチームが、僕らを驚かす可能性もある」 
「でも僕らが優勝争いに加わっていることは間違いない」 

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