クラッシュ喫したペレス、タイヤのウォームアップ不足を悔やむ「タイヤが冷えていてピーキーだった」

 

 レッドブルのセルジオ・ペレスは、F1モナコGP予選で喫したクラッシュについて、タイヤが冷えすぎていたことが原因だったと語った。
 ペレスはFP3でシャルル・ルクレール(フェラーリ)とトップタイムを競うなど、週末を通じて速さを見せており、予選ではポールポジションの有力候補だと考えられていた。
 順調にQ3まで駒を進めたペレスだったが、Q3最初のアタックではフェラーリ勢の先行を許し、3番手。ラストアタックでの挽回に賭けた。
 ラストアタック、シャルル・ルクレール(フェラーリ)の後ろを走っていたペレスは、ポルティエでリヤを失い、バリアにクラッシュしてしまった。さらに、後続のカルロス・サインツJr.(フェラーリ)もペレスを避けきれず接触。2台がコースを塞ぐように止まってしまい、セッションは赤旗終了となった。
 ペレスは「もっとペースがあったと思うんだけど、チャレンジできなかった」と予選を振り返り、このアクシデントについて「ただ残念だ」と語った。
「タイヤの戦略が間違っていたんだと思う。特に最後のセットは、温度が上がっていなくてピーキー過ぎたんだ」
「すでに1コーナーで危うくコントロールを失うところだった。今にして思えば、今日はそれがうまくいっていなかったんだと思う」
「(Q3序盤の)自分のタイムに近いところまで挽回しようとしたんだ。ターン8(ポルティエ)は、予選を通して僕にとって難しいターンだった」
「だから僕は先読みして、早めにスロットルを開けようとしたんだ。でもスロットルに触れた途端、リヤタイヤがグリップしていない感じがした。リヤを失うまで、少し遊んでいるような感じになったんだ」
「それから、カルロスが僕にぶつかってきたのには驚いたよ。起こったことは残念だし、カルロスや他の人たちには申し訳ないけれど、ここはモナコなんだ」
 クラッシュ後、ペレスはメディカルセンターへ向かったため、予選後のインタビューには応えられなかった。
 F1カレンダーの中で最も低速なレイアウトのひとつであるモナコで起きた事故であるにもかかわらず、マシンのGセンサーがメディカルチェックを必要とするほど強い衝撃を記録したことに、ペレスは驚いているようだ。
「どうも技術的な問題があったようだ。僕が受けた衝撃は20Gくらいだったんだけど、そこはかなり低速のセクションだったし、幸いなことにそこにはテックプロバリアがあったんだ」
 ペレスはマシンのダメージは「ひどく見えた」というが、修復は問題なく済み、レースでは3番グリッドからスタートできると見込んでいる。
 チームメイトのマックス・フェルスタッペンを上回ったことについて訊かれ、ペレスは「今週末はずっと競争力があった。FP1からは常にトップ3に入っていたよ。FP3では最速だった」と話した。
「ポールポジションを獲得するためにはいつも、すべてを最大化しなければならない。僕たちはもっと上手くやれたはずだ。特にアウトラップはね」
「最終的に、フェラーリの一人(ルクレール)に引っかかってしまい、Q3最後のラップはタイヤが冷えすぎていたんだ。でも全体的に、今回はフェラーリ勢が少し優勢だと感じたけど決勝はどうなるかな。この先長いレースが待っている。もちろん、ここではスタート位置が非常に重要だ。でも、全体的にはとても競争力のある週末になっている」
 
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