F1第7戦モナコGP予選トップ10ドライバーコメント(1)
2022年F1第7戦モナコGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはジョージ・ラッセル(メルセデス)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)、エステバン・オコン(アルピーヌ)だ。
■BWTアルピーヌF1チーム
エステバン・オコン 予選=10番手
3回のプラクティスではパフォーマンスが足りず厳しい状態だったから、結果的にモナコでQ3に進めて最高の気分だよ。予選が今日の鍵になることはわかっていたから、昨日と今日はいろいろなことを試して、セットアップを煮詰めることに集中していた。ただ、あのアクシデントによってセッションが止まるまで、かなりいいラップを走れていたから複雑な気持ちだ。
でも僕たちにペースがあることは示せたし、肝心なときにそれを引き出すことができた。チームは素晴らしい仕事をしたよ。明日は2台ともトップ10に入れそうだし、雨が降る可能性が高そうだ。だからおもしろくなりそうだし、このスポーツではどんなことでも起こりうる。
■アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュランワン・チーム
セバスチャン・ベッテル 予選=9番手
Q3を9番手で終えられたのはいい結果だと思う。モナコでは予選でいい位置につけることが常に重要で、この位置からいいレースをやって順位を上げるチャンスを最大限に活かすことができればと思う。
しかし天気がどうなるかは大きな問題だ。もしウエットになれば、このコースでは宝くじみたいなものになる。もちろんレースはおもしろくなるだろうけどね。完全にウエットのレースになるとしたら驚きだし、僕たちはミックスコンディションの準備をしておいたほうがいいと思う。
何が起ころうと、明日のターゲットは多くポイントを稼ぐことだ。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=8番手
赤旗で最後のラップを走り切ることができなかった。走り切っていたとしても、結果が大きく変わっていたとは思わないけどね。
後から思えば、1周目にしっかり決めておく必要があった。でもそのラップは誤ったエンジンモードでスタートしたために、それができなかった。
でもモナコはこういう場所だから仕方ない。ついてないセッションだった。
マシンのフィーリングはかなりひどいし、上位勢のタイムに何とか近づくために、大きなリスクを冒さなければならない。昨日に比べるとマシンは改善し、上位との差が少しだけ縮まった。でも、完璧なラップを走っても、まだ0.6秒遅いと思う。かなりの差だよね。
明日の天気がどうなるのか見守り、ポジションを上げるために頑張る。
■BWTアルピーヌF1チーム
フェルナンド・アロンソ 予選=7番手
今日のためにマシンを大きく進歩させることができて、ポジション的にもいい予選だったと言えるだろうけど、僕たちはもっとやれたはずだ。Q3の最初のアタックでは5番手につけていたし、路面の状態が向上して、そのポジションを明日に向けてキープできたと思う。
でも残念ながらミラボーのブレーキングでロックしてしまった。モナコではほんの一瞬でも集中を切らせば大きな影響が出かねない。だからチームのみんなに申し訳ない。
それでも明日に目を向けると、もし雨が降ればセーフティカーや赤旗が何度も出て大混乱のレースになる可能性がある。本当に雨ならTVで見ている分には最高だと思うけど、マシンの中ではとてもストレスが溜まるだろうね。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ジョージ・ラッセル 予選=6番手
今週末は、マシンの乗り心地の悪さが僕たちにとって最大の問題点になっている。6番手は祝いたいような結果ではないが、今のパッケージから最大の力を引き出せたと思っている。
チームは、できる限り乗りやすいセットアップにするために、懸命に取り組んでくれている。バルセロナで、僕たちの強みはストレートや高速コーナーでのスピードだと分かった。でもモナコにはそのどちらもないんだ!
客観的に見ると、今日はこれより上を望める理由はないわけだ。明日に向けて僕が何を考えているかというと、「雨よ降れ!」ってことだ。ウエットコンディションでタイヤがどういう挙動を見せるのか、誰も知らない。絶対にウォールにヒットしたりせずに、最後までレースに残り、できることなら戦略で勝負したい。
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