大クラッシュのマグヌッセン、原因はブレーキのオーバーヒート「熱の影響でサスペンションがギブアップした」

 

 F1メキシコシティGPで大クラッシュを喫したケビン・マグヌッセンについて、ハースはブレーキのオーバーヒートが原因だったと説明した。 マグヌッセンは32周目、高速の右コーナーであるターン8でクラッシュ。マシンに負荷がかかった瞬間に挙動を乱しており、左リヤのトラックロッドが故障したようだ。 このクラッシュによりバリアが破損したこともあり、レースは赤旗中断。マグヌッセンはクラッシュ後すぐに自らの足でマシンを降りたが、バリアの上でへたり込んでしまった。その後メディカルセンターに運ばれたマグヌッセンだが、すぐにパドックに戻っている。 チームの説明によると、ブレーキのオーバーヒートが足回りのトラブルを呼んでしまったようだ。標高が高く空気が薄いメキシコでは、ブレーキ温度のマネジメントは常に限界ギリギリだが、マグヌッセンの場合はローガン・サージェント(ウイリアムズ)とのバトルでブレーキバランスをリヤ寄りにしているうちに、温度が上がりすぎてしまったようだ。 クラッシュのほんの数コーナー手前でサージェントにオーバーテイクを許したマグヌッセンは、その時点でエンジニアからブレーキ温度をコントロールする必要があると告げられていた。 そしてクラッシュした後、国際映像では、大破したマシンの左リヤ付近で火が上がっていたのも確認できる。 赤旗中断中、チームはニコ・ヒュルケンベルグのマシンをチェックしたが、問題の兆候は見つからずレース後半を走りきることができた。 ハースのギュンター・シュタイナー代表はmotorsport.comに対し、「サスペンションの不具合を引き起こしたのは熱の問題だった」と語った。「その熱はブレーキから来たものだ」「ケビンはディフェンスをしていて、オーバーヒートしてしまった。ここは気温が高いからね。もっと上手くマネジメントする必要があった。ニコのマシンは問題なかった」 …読み続ける

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