クアルタラロ、ヤマハと2年の契約延長決定。2024年シーズン末まで「僕らは共にこの道を歩んでいく」
ファビオ・クアルタラロは、ヤマハと2024年末までの2年契約を結んだ。
クアルタラロは2019年にヤマハのサテライトチームであったペトロナスSRT(現RNF)からMotoGPにデビュー。ルーキーイヤーで7度の表彰台を獲得し、翌年には3勝をマークした。
2021年からはバレンティーノ・ロッシの後任として、ヤマハのファクトリーチームにステップアップ。5勝をマークして、2レースを残し最高峰クラスのタイトルを獲得した。ヤマハにとっては、2015年以来の世界チャンピオン輩出だった。
タイトル防衛戦に臨む2022年シーズンは、プレシーズンから新型『YZF-M1』のマシン開発の遅さに失望を隠せない様子だった。しかし契約更新に前向きな姿勢を見せ、ヤマハとの交渉を進めていた。
ヤマハのチーム代表であるリン・ジャービスも先月、6月末までにはクアルタラロとの契約更新を取りまとめたいとして、契約条件面でのクアルタラロの引き止めに自信を見せていた
カタルニアGPに先駆け、ヤマハとの契約更新を発表したクアルタラロは次のように語った。
「あと2年間、ヤマハに残ることを発表できて本当に嬉しい」
「これまで、僕はヤマハでMotoGPにデビューして、その後ファクトリーチームに移ることは何の迷いもなかった」
「ヤマハは僕を最初から信頼してくれていたし、それは決して軽く受け止めている訳ではなかった」
「とは言え、この新しい契約は大きな決断だった。僕は今、キャリアの中でも最高のポイントにいるから、この決断には少し時間が必要だったんだ」
「僕はヤマハのMotoGPプロジェクトを信じているし、ヤマハは本当にやる気があると感じている」
「この道を共に歩んでいくことが正式に決定したことで、僕らは今シーズンに全集中できる」
「いつも僕を支えてくれて、応援してくれる周りの人たち、そして応援してくれるファンのみんなに感謝の気持ちを伝えたい。支えてくれて本当にありがとう」
2022年シーズンはヤマハユーザーが軒並み苦戦する中で、クアルタラロはポルトガルGPで優勝。その他にも3度表彰台に登り、ランキング2番手アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)に対して8ポイント差でランキングトップに立っている。
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