レッドブル、DRS問題は解決したか。アゼルバイジャンGPは最終試験の場になる?

 

 DRSにトラブルが起きることが多い印象のレッドブル。最近では、スペインGPでマックス・フェルスタッペンがトラブルに見舞われ、予選最後のアタックを中断していた。
 レッドブルは、予選と決勝の間に迅速な解決策を見出すことができたと考えたいたが、決勝で再びこの問題が頭をもたげた。フェルスタッペンはDRSが安定していないことでジョージ・ラッセル(メルセデス)を抜きあぐねてしまったのだ。
 結局、ピット戦略でラッセルを逆転することができたフェルスタッペンは、チャンピオンシップ最大のライバルであるシャルル・ルクレール(フェラーリ)がリタイアしたレースで、なんとか優勝することができた。
 モナコGPを前に、レッドブルのエンジニアたちはこの問題を完全に解決しようと全力を尽くした。そして、チーフエンジニアのポール・モナハンによると、チームは恒久的な解決策を講じたという。
「正直なところ、我々のDRSの問題は自業自得だと思う。我々は痛みを伴う教訓を得て、学んだんだ」
 そう語ったモナハン。彼は重量過多に苦しむ今季のマシンを限界までスリム化する上で、やりすぎたのかもしれないと示唆した。
「非常に賢い人たちがやってくれた仕事、リサーチ、チェックの結果、安堵のため息をついている。彼らは非常に短い期間で驚異的な仕事をした」
「サーキットごとに課題は変わり、変更するための猶予時間が変わり、(DRS)オープンのスピードが変わり、コンディションが変わる」
「スペインで学んだことに自信を持って、もっとハッピーになりたい」
 モナコではDRSのフラップが開く際の速度が低いこともあって問題は起きなかったが、アゼルバイジャンGPの舞台であるバクー市街地コースは約2.2kmの全開区間があり、最高速度も340km/hを超えるため、まったく異なるチャレンジとなる。
 モナハンは、今週末のアゼルバイジャンGPが、レッドブルの自信が正当化されるかどうかの決定的なテストになることを認めている。
「バクーには少し違った問題がある」と彼は付け加えた。
「モナコでの(DRS)オープニングスピードは160km/hだけど、バクーでは300km/hになる。だからフラップを持ち上げる時の空力的な負荷が増えているんだ」
「何が間違っていたかはわかっている。それを修正するのが我々の任務であり、今のところ問題ない」
 
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