2022年F1第8戦アゼルバイジャンGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
2022年F1第8戦アゼルバイジャンGP決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)だ。
■スクーデリア・アルファタウリ
ピエール・ガスリー 決勝=5位
信じられないようなレースだった。トップ5フィニッシュは良い結果だ。今シーズン序盤の流れを考えるととてもうれしいよ。
今まで運がなかったから、クリーンな週末を送りたかった。バクーではそれを実現できたんだ。
今週末、僕たちはミスを犯さなかった。プラクティスから速さを発揮し、予選は今年一番の出来だったし、今日はシーズンここまででベストの結果を出した。
ルイス(・ハミルトン)とのちょっとしたバトルも楽しかった。僕たちはハードタイヤの新品1セットだけでレースに臨んだので、始まる前から厳しい展開になることは分かっていた。レース終盤に何も起こらないことを願っていたが、残念ながら2回目のバーチャル・セーフティカーが出てしまった。それは僕たちには有利に働かないことは分かっていた。
全力でルイスからポジションを守ろうとしたけれど、彼は新品タイヤに履き替えていたし、僕よりずっと速かった。僕の方はタイヤを最後まで持たせなければならないのに、そのころにはあまりいい状態ではなかったんだ。
メルセデスとポジション争いができたのは、自分たちがすごく良い仕事をしたからこそだ。今日は大量のポイントを持ち帰ることができて、チームにとって素晴らしい結果になった。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=4位
今日のレースはアドレナリンでやっとのことで乗り切った。痛みをこらえて歯を食いしばっていたんだ。ここのストレートで味わう痛みは、とても表現できないほどのものだ。終盤には、ポイントを持ち帰ることを期待しているチームの皆のことだけを考えて走った。そんな状況だったのに、良いポジションを手に入れることができたよね。3位と4位というのはチームにとって素晴らしい結果だ。
チームは戦略面でとても良い仕事をしてくれた。このバウンシングを解決しさえすれば、レースで上位を走ることができるだろう。
今はバウンシングだけで確実に1秒以上、少なくとも1秒は失っている。明日はファクトリーに行って、チームと話し合いをし、これからも努力し続ける。
(自身のSNSを通してコメントし)今日は4位。ジョージはまたすごい走りをしたね。おめでとう。チームにとって全体的にポジティブな結果になった。
ネットを見ていて、大勢の人たちが、僕の様子がひどかったため心配してくれているのを知った。たくさんの人たちが愛を送ってくれていることを、本当にありがたく思う。
正直なところ、ひどい様子に見えただろうし、その100倍ひどい気分だ。このハードルを越えるため、モントリオールまで回復に努め、チームと一緒にハードワークに取り組まなければならない。
でもすでに気分は良くなってきているし、今後も頑張り続けようという気持ちになっている。また来週、会おう。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ジョージ・ラッセル 決勝=3位
90分間、すべてのラップのすべてのコーナーを確実に決めて走った。本当にタフなレースだった。今夜はぐっすり眠れそうだよ!
今の僕たちはそうやって状況に対処するしかない。短期的にやれることはあまりないんだ。
F1には頭のいい人たちが大勢いるし、才能あるエンジニアも多い。だからいずれ解決策を見つけられるだろう。今日は純粋な速さで表彰台をつかんだわけじゃない。チームが信頼性の高いマシンを用意するために努力してくれたおかげで、成し遂げた結果だ。中団の上の位置を保つために良い仕事をし、フェラーリの不運によりチャンスをつかんだ。
ブラックリーとブリックスワースのファクトリーでは全員がハードワークに当たっている。今日の結果は、彼らにとってポジティブなものであり、彼らへの賞賛であると考えている。
自分たちに十分な速さがないことは分かっている。パフォーマンスを発揮するために長い道のりを進む必要がある。今はいろいろなことを実験し、試しているところだ。1週間後のモントリオールまでに解決策を見つけるのは難しいだろうが、近いうちに解決するといいね。
■オラクル・レッドブル・レーシング
セルジオ・ペレス 決勝=2位
出だしはとてもうまくいき、トップを走行し、すべてをコントロールしていた。
バーチャル・セーフティカーのタイミングは僕たちにとっては少し不運で、その後がより困難になってしまった。
通常はレースのなかではファーストスティントが難しく、そこでリードしていると、自分は強いと感じるものだ。でも今日はそうではなかった。それがレースだ。
リヤタイヤのデグラデーションがひどく、マックスを後ろに抑えておくことができなかった。彼はとても速かったので、彼と戦うよりも前に出す方が理にかなっていた。
フェラーリ2台がリタイアした後、ハードタイヤで走行中、一定のペースを保つように指示された。それもうまくやることができた。
今日、どうすればマシンからもっと力を引き出すことが可能だったのかを理解する必要がある。カナダでまた戦いに加わるためにね。今日はチームにとって素晴らしい結果を出すことができた。コンストラクターズ選手権にとっても良い一日だった。
(レース後の会見で語り)残念ながらバーチャル・セーフティカーでピットストップをするチャンスを逃がしてしまった。コミュニケーションがうまくいかず、ピットに入りたいと思った時には遅すぎた。
(チームから、フェルスタッペンと戦わないようにという指示を受けたことについて聞かれ)チームの判断は正しかったと思う。あの時、マックスの方が速かったし、最終的にチームにとって良い結果になった。1-2フィニッシュを達成できたんだからね。
あの時、戦わないというのは正しい判断だった。僕はペースがなく、マックスは前に出るのが当然だった。彼は勝利にふさわしい。彼のマシンの方が速かったのだから。
■オラクル・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=優勝
今日はマシンのペースが信じられないほど良かった。タイヤのマネジメントもうまくやれて、少しずつリードを広げていくことができた。
チェコはスタートで良い仕事をし、シャルルの前に出たが、僕は行き場がない状態だった。ハードタイヤに交換し、トップに立った後は、レースを管理し、ギャップをコントロールしていけばよかった。
今日はシャルルと戦えればよかったのだが、彼はリタイアしてしまった。1-2を獲得したのはチームにとってとても良い結果だ。大量のポイントを稼ぎ、フェラーリとのギャップを拡大した。
でもまだ先は長い。長いシーズンだから、これからもチームとしてプッシュし続ける必要がある。
(レース後の会見で語り)シーズン序盤に不運なことがあったため、(フェラーリに)追いつかなければならない状況だった。でも多少、不運のバランスが取れたようだ。タイトルを狙って戦うためには、毎週末、ポイントを獲得する必要がある。それは誰もが分かっているし、それを目指しているが、必ずしも簡単にはいかない。
(この3戦中2戦、トラブルでリタイアしたルクレールに同情するかと聞かれ)こういうことは起こるものなんだ。僕ならいつもそう言うね。これがレースだ。僕にも起きたし、過去に多くの人が同じ目に遭っている。今回は不運にもシャルルに起こった。
僕が彼と同じ状況なら、やはりがっかりしただろう。それが当たり前のことだ。でも、そこからどう抜け出すかが重要だ。いつだって、どうやって物事を改善していくかを考えている。僕たちはシーズン序盤にそうしてきた。こういうことから学ぶんだ。嫌な思いをするし、腹が立つけれど、僕たちは状況を好転させた。常に努力を続ける必要がある。何か他のことが起こるかもしれないからね。そうして問題が起こることを常に防いでいく必要があるんだ。
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