フェルスタッペンがキャリア26勝目「フェラーリの方が速かった。限界ぎりぎりの戦いでつかんだ勝利」/F1第9戦
2022年F1カナダGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、今季6勝目を挙げた。
ポールポジションから首位を保って走行。セルジオ・ペレス(レッドブル)がトラブルでとまったことでバーチャル・セーフティカーが出動したタイミングで、9周目に1回目のピットストップを行い、3番手でコースに復帰した。15周目にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)を抜き、20周目に首位のカルロス・サインツ(フェラーリ)がピットインしたことで、フェルスタッペンは再びトップに立った。
43周目に2回目のタイヤ交換を行い、サインツの後ろに。その後、角田裕毅(アルファタウリ)がバリアにヒットしたことでセーフティカーが出動した際に、サインツが有利なピットストップを行い、フェルスタッペンのすぐ後ろを走ることになった。レース終了までふたりは勝利をめぐって戦ったが、最終的にはフェルスタッペンがポジションを守り切って、カナダで初優勝を挙げ、キャリア26回目の勝利を手にした。
フェルスタッペンは175点でドライバーズ選手権のリードをさらに拡大。2位ペレスは129点、3位シャルル・ルクレール(フェラーリ)は126点となっている。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=1位
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
今回の週末は僕にとってとてもスムーズだった。喜ぶべきことだね。
全体的に見て、フェラーリ勢はレースでとても速く、強力だった。終盤はエキサイティングだったよ。最後の2周は本当に面白かった。最善を尽くして、全力で戦った。
終盤のセーフティカーは僕にとっては不利だった。カルロスは僕より新しいタイヤを履いていたから、難しい状況になったんだ。防御するよりアタックしたかったけれど、最終的には幸いうまくいった。それに、今年の僕たちはストレートで速いから、それがすごく助けになっている。
次はシルバーストンだ。トラディショナルなトラックで走るのが楽しみだ。チーム全体で集中し続け、改善できる点を見つけていく必要がある。
今日はもう少しペースがあると予想していた。カルロスに比べると、少しペースが足りなかったようだ。だから予想していたよりも苦労した。
終盤は絶対にミスはできないと分かっていた。良いレースをしたよ。タイヤをセーブし続けるだけのレースではなく、F1カーでプッシュできる方が楽しいしね。
彼がDRSを使えるところでは、その前のコーナーをうまく立ち上がる必要があった。でも、重要なのは、全体的に、ミスを絶対にしないで限界ぎりぎりまでプッシュすることだった。真剣にレースをしたし、真剣にプッシュした。少しオーバーステアが出た時があって、ミラーを見たら、カルロスも同じだった。つまり本当にぎりぎりの戦いだったんだ。でもいいレースだったよ。
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