マクラーレン、チームランキング4位死守に向け”総合力”の改善が急務と語る。躍進するアルピーヌらを警戒
マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表は、ミスや信頼性トラブルが発生したF1カナダGPを振り返り、現在の立ち位置を守るためにはチーム力の底上げが必要だと語った。
カナダGPの予選では、ノリスはQ2に進出したもののパワーユニット(PU)にセンサートラブルが発生。予選順位は14番手となり、決勝レースに向けてPUを以前使用していたモノへ戻すことを余儀なくされた。
その決勝レースでも、チームがダニエル・リカルドと同時にノリスをピットへ呼び込んだ際に、クルーがリカルドの右フロントタイヤの着脱に手間取ったことで、ピッドボックス手前で待つノリスはタイムロス。加えてノリスのタイヤが用意されていなかったことで、彼は18番手にまで転落した。
ノリスはストレートスピードでも伸び悩み15位。先行していたリカルドも11位とマクラーレンは無得点でカナダを後にした。
ザイドルは、決勝レース後にカナダGPを振り返り次のように総括した。
「明らかに、我々にとっては残念な1日となった」
「信頼性の問題、今回のレースでのレース運営、そしてペースと我々の目標など、様々な理由だ」
「今回のピットストップ運営では、通信の問題が発生した。それが雪だるま式に大きくなって、今回のような問題になった。我々は分析し、より強くなって戻ってこなければならない」
ピットストップの問題について説明を求められたザイドルはこう答えた。
「もちろん、何が悪かったのかはチーム内で検討する必要する必要があることだから、あまり詳しく話したくはない」
「言った通り、結局はチーム内のコミュニケーションの問題だ。それが遅れを発生させたんだ」
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