マクラーレンF1に発生したポーパシングはアップデート成功の証。TDがノリスの意見を部分的に認める
マクラーレンF1のテクニカルディレクターであるジェームズ・キーは、2022年F1第12戦フランスGPでマクラーレンのマシンに生じたポーパシングはアップデートが成功している証だとするランド・ノリスの意見を部分的に認めた。
フェラーリやメルセデスといったライバルに比べ、開幕時点ではあまりポーパシングに悩まされることのなかったマクラーレンだが、シーズン中盤に入り、マシンがストレートエンドで上下に跳ねる姿が見受けられることが多くなってきた。特にチームが大幅なアップデートを投入した第12戦フランスGPにおいてそれは顕著だった。
しかし『GP Fans』によると、ノリスは今シーズン各チームが頭を悩まされるポーパシングについて、これを好意的に捉えることもできるとフランスGPの初日終了後に語った。
「これはいいことだと期待しているよ。マシンを改善すればポーパシングが出やすくなることもある」
「正しい方向に進んでいる証拠かもしれないし、それを理解しようとしている。悪いものじゃなくて良いものだってわかるといいね」
チームがフランスGPに持ち込んだアップデートによってダウンフォースが増加し、その副作用としてポーパシングが出たと考えるノリスだが、チームのテクニカルディレクターを務めるキーは、ポーパシングとアップデートの関係については控えめな表現にとどめている。
土曜日の会見に出席したキーは、ノリスの意見は「単純化しすぎ」だとしながら、ポーパシングがアップデートの指標になりうることは認めた。
「明らかに、ポーパシングは様々な要因で引き起こされる」
「しかし私たちが発見したのは、フロアでのダウンフォースが増加するにつれて、ポーパシングの傾向も増加するということだ」
「(ポーパシングは)マシンが自分たちの考えていたとおりになっていることを示す指標にはなりうるが、明らかにそこに組み込みたいと思うような特性ではないのは確かだ」
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