ビニャーレス、アプリリア初表彰台で超喜び「僕は世界で一番幸せな男だ!」

 

 TTサーキット・アッセンで行なわれた第11戦オランダGPでは、マーベリック・ビニャーレスが3位表彰台を獲得。アプリリア加入後初の表彰台を心から喜んだ。
 ビニャーレスは2021年中盤にヤマハを離脱したあと、アプリリアに加入してグランプリへ復帰。アプリリアのマシンにはしばらく慣れの時間が必要としていたが、2022年の中盤戦に入るとパフォーマンスを向上させはじめた。
 オランダGPでは予選11番手からのスタートだったが、1周目からポジションを上げ、上位に進出。ホルヘ・マルティン(プラマック)を追い抜いて3番手に浮上した後は、ジャック・ミラー(ドゥカティ)を退けて3位フィニッシュを果たした。
「厳しいレースだったけど、凄く楽しかったよ」
 レース後にビニャーレスはそう語った。
「表彰台を争えると思っていたドイツGPからここに来て、その勢いとモチベーションもそのままだった。ウォームアップの時点から先頭を争えると思っていたんだけど、序盤にここまで上っていけるとは思っていなかった。これはアプリリアのみんなに感謝したい。彼らのハードワークのおかげだ」
「少しずつ僕らは素晴らしいパフォーマンスを発揮してきている。今は僕も凄く速く走れるサーキットがあって、そこで勝利を争えるようにトライしたいと思っている」
「これはハードワークの結果だ。アプリリアも僕らふたりが表彰台にあがることを望んでくれていたから、この結果は本当に嬉しいよ」
 なお今回のレースでは僚友のアレイシ・エスパルガロがファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)の転倒に巻き込まれ、大きくポジションをダウン。しかし怒涛の追い上げで最後は4位まで追い上げている。
 チームは現在チャンピオンシップでエスパルガロがランキング2番手、チームランキングではアプリリアが首位となっている。
 ビニャーレスはアプリリアでのレースで高い満足感を得られているようで、”世界一”幸せな男だと語った。
「この素晴らしいチームは毎週末表彰台に上るのに値する。僕ももっとハードにプッシュしたい」
「最高の元気を与えてくれる家族に感謝したい。もう(夏休み明けの)シルバーストンに行きたくてたまらないよ」
「僕は世界で一番幸せな男だ。これ以上望むものはない。競争力の高いバイクにチームがあって、アプリリアが僕をサポートしてくれている。夢見たモノは全て叶ったし、全力で行く準備はできている。強くなるために毎日プッシュするよ。レベルはとても高いけど、やれることはもう分かっているんだ」
 
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