ルクレール、スプリントでのチーム内バトルにチクリ?「決勝はそんなことする余裕はない」
F1第11戦オーストリアGPのスプリントレースは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがフェラーリ勢を抑えてトップフィニッシュ。決勝レースのポールポジションを守った。
2番手、3番手だったフェラーリ勢にもチャンスがなかったわけではない。特にスタート直後は、フェルスタッペンにカルロス・サインツJr.が並びかけるシーンもあった。
しかし、シャルル・ルクレールとサインツJr.がチームメイト同士で激しい2番手争いを繰り広げてペースを落としたことで、フェルスタッペンは余裕をもってペースをコントロールすることができた。
サインツJr.はルクレールを追い抜こうとターン4でタイヤをロックさせてしまい、ペースダウン。これでようやくルクレールは前のフェルスタッペンを追いかける体勢となったが、その頃にはすでにフェルスタッペンが3秒のリードを築いており、ルクレールが逆転できる見込みはほとんど無くなっていた。
レッドブルとフェラーリが互角の戦いを繰り広げる中で、ルクレールはサインツJr.との戦いでタイムを失い、フェルスタッペンに逃げられるようなことは二度と起こしてはならないと明言している。
「明日は長いレースになると思うし、今日よりもタイヤマネジメントが重要になるだろうね。だから、おそらく明日は今日のようなことをする余裕はないだろう」
そう語ったルクレールだが、それが明確な敗因になったとは考えていないようだ。
「それがなければ勝てたか? 僕はそうは思わない。というのも、マックスはギャップを作った後、タイヤを上手くコントロールしていたからだ」
「だからどうなっていたかは分からない。でもそうだね、今日の仕事はそういうものだった」
サインツJr.はチームメイトとのバトルの影響はそれほど大きくなく、最終的にはほとんどバトルしていなかったと語った。
「今日は、争うことで得るものも失うものもほとんどなかったと思う」
「スプリントでは、それほど多くのポイントを獲得することはできないからね。それにマックスはレース中、ずっと前を走っていて、とてもコントロールしやすかった。だから、基本的に僕らが負けたということではないんだ」
両ドライバーとも、チームメイトとバトルをするかどうかはチーム代表のマッティア・ビノットが決めることだと明言した。
バトルの明確な線引きをする必要があるか訊かれたルクレールは、次のように答えた。
「戦いのルールについては分からない。言うまでもなく、僕たちが決めることじゃない。マッティアの領分だ」
サインツJr.も「マッティアが決めることだし、チームが決めることだ」と話した。
「でも僕たちが大敗したわけでもないし、マックスが前に出すぎてパニックになっているようにも見えなかった」
「そうだね、僕たちはスティントの始めにもっと接近して、スティントの終盤にはさらに接近できるようにしなくてはいけない。これが明日に向けての課題だと思う」
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