F1オーストリアGPトップ3に執行猶予付き罰金140万円。パルクフェルメルールに抵触
F1第11戦オーストリアGPの決勝レースでポディウムフィニッシュを果たしたシャルル・ルクレールとマックス・フェルスタッペン、そしてルイス・ハミルトン。彼らが所属するフェラーリ、レッドブル、メルセデスの3チームは、それぞれ同じパルクフェルメルール違反により執行猶予付きの罰金を科された。
決勝レースが行なわれる日曜日の朝、FIAはチームに送付した注意事項の中で、レース後の手順に関して次のように記載していた。
「チームメカニック(必要に応じて冷却ファン持ち込み可)、オフィシャル、FIAに承諾を得たテレビクルーとカメラマン以外は、この時点で指定エリアに入ることはできない」
「チームPR担当者は不可。ドライバーのフィジオは、表彰式が終了するまでは表彰台裏のクールダウンルームの外で待機」
しかし上位3名のフィジオは、レース後の計量を前にパルクフェルメに入り、手順書に違反。決勝レース後の現地夕方に聞き取り調査を行なった結果、スチュワードは3名が所属する3チームそれぞれに1万ユーロ(約140万円)の執行猶予付きの罰金を科すことを決定した。
FIAの発表は以下の通り。
「スチュワードはメディアデレゲートから、上位3名のフィジオ/ドライバーズアシスタントが許可なくパルクフェルメに入り、レース前に公開されていた『イベントの秩序ある実施のための』手順に違反したという報告を受け、その後ビデオ検証で確認した」
「これは計量前にドライバーへ物品を渡すことを防ぐためのモノだ」
「競技者には1万ユーロの罰金が科される。今後この手続に違反しなければ、今シーズン残りは執行猶予となる。また競技者に組織的な違反があった場合は、当該者のパスが取り消される可能性があることを警告する」
なお、レース中にアンセーフリリースをしたとして審議対象になっていたフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)はお咎めなし。オーストリアGPのリザルトはこれで確定したことになる。
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