サインツ、PUトラブルでマシンが炎上「楽に1-2を達成できたはず。リタイアを受け入れるのは難しい」/F1第11戦
2022年F1オーストリアGP決勝で、フェラーリのカルロス・サインツは、パワーユニットのトラブルにより56周でリタイアとなった。3番グリッドからポジションを守って走行、常にチームメイトのシャルル・ルクレールのすぐ後ろにつけ、終盤、ルクレールがトップに立った後は、3番手を走り、2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)との差を縮めつつあった。しかしトラブルが発生し、ターン4のコース脇でストップ、マシンからは大きな炎が上がった。
チーム代表マッティア・ビノットはサインツのレースについて、次のように語った。
「カルロスがシャルルと同じことをして(フェルスタッペンをオーバーテイクし)、我々は1-2フィニッシュという結果を達成するかに思われた。我々にはまだ信頼性の問題が残っている。問題については理解しており、それをできるだけ早く解決するために全力を尽くさなければならない」
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=リタイア
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
何と言っていいのか、言葉が見つからない。今日は1-2を容易に達成できたはずだった。強力なペースがあって、特にハードタイヤでは速かった。デグラデーションがとても高かったけれど、うまく管理できていたんだ。最後のスティントでマシンの感触はとても良かったが、問題が発生してリタイアしなければならなくなった。
両方の選手権において重要なポイントを失い、チームにとっても僕自身にとってもダメージになった。この結果を受け入れるのは難しい。でもポジティブな面に目を向けると、一戦ごとに、マシンに乗っているときの感触がどんどん良くなり、快適に走れるようになってきている。だからモチベーションを維持できるよ。僕たちには速さがある。それが何より大事なことだ。優勝したシャルルにおめでとうと言いたい。これからもプッシュし続けよう!
(マシンをコース外にとめた時のことを語り)マシンから飛び降りたかったのに、(傾斜がついていたために)マシンが後ろ向きに動いてしまって、大変だった。炎が燃え移りつつあるなかで、マーシャルの人たちが来てくれるのを待ったが、なかなか来なかった。だからあの時はちょっと危険な瞬間だったけど、幸い何も起こらなかったよ。
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