アロンソ、タイヤの異常振動で”獲れたはずの”6位逃す「マシンのパフォーマンスは素晴らしかった」

 

 レッドブルリンクで開催されたF1第11戦オーストリアGPで、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は10位でフィニッシュ。しかし彼は問題が発生しなければ6位も狙えたと考えている。
 アロンソは前日のスプリントにおいてマシントラブルが発生し、レースに参加することができなかった。その結果決勝レースは最後尾からのスタートになってしまった。
 挽回すべくチームはアロンソにハードタイヤを履かせてレースをスタート。ミディアムタイヤでスタートした周囲のマシンがタイヤを交換するなか、彼はトップ10に食い込んできた。
 アロンソは27周目に最初のピットストップ。その後はカルロス・サインツJr.のマシンが炎上したことによるバーチャル・セーフティカーが出動すると、ミディアムタイヤへと履き替えてさらに前を目指していた。
 しかしここでアロンソの身にもトラブルが発生。アウトラップの第1セクターを終えたところで、タイヤから”大きな振動”が発生してしまい、次の周に再びピットに入らざるを得なかったのだ。
 これでアロンソは14番手までポジション下落。なんとか挽回して10位となりポイントを持ち帰ったが、彼としてはレース中は「マシンのパフォーマンスにとても満足していて、上向きだった」と言い、問題が無ければチームメイトのすぐ後ろの6位でのフィニッシュが可能だったと考えていたという。
 ”追加”のピットストップについてmotorsport.comにコメントを求められると、アロンソは「もっと楽しんで、もっとオーバーテイクをするためだよ!」と冗談めかした。
「難しいレースだった。序盤はDRSトレインになってしまってオーバーテイクが凄く困難だったんだ。でも僕としては周囲のマシンよりもかなり速さがあると感じられていた」

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