F1メカ解説|アルピーヌF1大躍進。今やメルセデスに次ぐ”速さ”4番手……リヤウイングのアップデートが功を奏した?

 

 ここ数戦、アルピーヌは中団グループから抜け出す速さを見せ、それを結果にも繋げている。その理由のひとつが、リヤウイングのアップデートにありそうだ。
 アルピーヌは先日のオーストリアGPでエステバン・オコンが5位に入賞。フェルナンド・アロンソも、最後尾スタートながら10位……タイヤの以上振動がなければ6位も見えていたはずだ。
 その前のイギリスGPではアロンソが5位、カナダGPではオコン6位、アロンソ9位と、アルピーヌは安定して上位でフィニッシュするようになった。これにより、コンストラクターズランキングでは4番手マクラーレンと81ポイントで並ぶ5番手につけている。
 この好成績は、かなり集中的とも言える開発の結果とも言えそうである。
 レッドブルリンクでは、今シーズンこれまでに使った4種類のリヤウイングを基に、さらに発展させた新しいリヤウイングを搭載。これが好ペースに繋がった。
 この新しいリヤウイングは、従来の中間レベルのダウンフォース仕様のリヤウイングと、ハイダウンフォース仕様のリヤウイングの中間に位置しているようだ。
 当初アルピーヌは、比較的フラットなメインプレーンのデザインを好んで使っていた。しかし今回は中央部を厚く、両端を薄くするスプーン形状のモノを採用してきた。下の画像の上は新仕様のリヤウイング、下はシーズン序盤の仕様である。

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