アルファタウリ、F1フランスGPで大型アップデート投入。”時期外れ”もチームは「弱点の克服」に期待

 

 ポールリカール・サーキットで開催されるF1第12戦フランスGPで、アルファタウリは大規模なアップデートを投入する。中団グループのライバル勢がスペインGPやイギリスGPなどで大型アップデートを投入していたことから「タイミングがズレている」ことをチームは認めているものの、これまでチームの悩みのタネとなっていたマシンの弱点が解消されることを期待している。
 ここ数戦のアルファタウリは、他の中団勢が好パフォーマンスを発揮する中、低調なレースが続いている。入賞は、アゼルバイジャンGPでピエール・ガスリーが獲得した5位が最後となっている。
 イギリスGPではダブル入賞の機会をガスリーとそのチームメイトである角田裕毅の同士討ちにより失い、チームは計27ポイントでコンストラクターズランキング8番手となっている。
 アルファタウリでテクニカルディレクターを務めるジョディ・エジントンは、フランスGPでのアップデートについて次のように語っている。
「我々は、どこに取り組むべきか明確なビジョンを持ってる」
「フランスでは、ボディワークとフロアの大規模なアップデートを行なう予定だ、その目的は明らかで、弱点と断定されたモノに対処することだ」
「多くのチームとはタイミングがズレているが、期待に応えてくれたら、セットアップや対応がもう少し簡単になるはずだ」
「空力的なアップデートになる。腕の見せどころだね」
 他のチームが苦しんでいたバウンシングやポーパシングといった問題にアルファタウリは早い段階から解決策を講じた。今回のアップデートは「弱点の克服」ではあるものの、問題解決のようなモノではないということをエジントンは強調している。
「我々はポーパシングの影響を最も受けていないチームだ」とエジントンは続ける。
「今年に入ってから、フロアに関していくつかのことを学んだ」

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