アルファタウリのガスリー&角田、F1フランスGPで投入の大型アップデートに好感触「シャープに走れる!」
アルファタウリは、直接のライバルである中団グループから少し遅れた第12戦フランスGPのタイミングで大型アップデートを投入。評価テストを行なった初日を終え、ドライバーのふたりからは前向きな声が聞こえてきた。
直近3戦のアルファタウリは接近する中団グループの中で、通常のドライコンディションではウイリアムズらと共にテールエンドを争うにまでパフォーマンスが低迷。ピエール・ガスリーと角田裕毅のふたりは、これまでマシンのダウンフォース不足を度々訴えてきたが、フランスGPでは待望のアップデートを投入した最新パッケージのマシンを走らせる機会を得た。
今回のアルファタウリのアップデートは、フロアを中心にディフューザーやエンジンカバーなど、ダウンフォース増加を目指しデザインされたモノだ。フランスGPの舞台となるポール・リカール・サーキットには中低速から高速コーナーまでが揃えられ、マシンの総合力が試される。F1に限らずマシンのシェイクダウンや開発に利用されるサーキットであり、今後に向けてもアップデートやマシンの実力を計るには”もってこい”と言える。
フリー走行1回目ではガスリーが最新パッケージを走らせ、角田は従来パッケージで走り、アップデートの比較評価テストを実施。結果、ガスリーが5番手、角田は18番手となった。
続くフリー走行2回目ではふたり共が最新パッケージのマシンを走らせ、ガスリーが7番手、角田が14番手となった。
ガスリーは初日の走行のみで結論を急ぐことはしなかったが、今回のアップデートの効果を高く評価している。
「まだ一日の大まかな結果を振り返っただけだが、パフォーマンスの面でトップ10に返り咲いたことは明白だ。午前中は5番手、午後は7番手だったんだ」
ガスリーは初日の走行を終えてそう語った。
「僕らが持ち込んだパーツに関して感覚の部分では、FP1序盤からマシンの挙動や反応、周回中のハンドリングでポジティブな兆候が沢山あった」
「僕はとっても満足している。このパッケージは僕の母国レースでも機能しているし、コース上の全てのドライバーと競い合えるのは良いね」
「あとは初日のテスト結果を理解して、土曜日の予選につなげるだけだ」
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