市街地サーキット多すぎ! フェルスタッペン、伝統のレースに危機が迫る現状に苦言「F1マシンには適してない」

 

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1カレンダーで市街地サーキットが幅を利かせる現状を憂い、伝統的で”F1マシンに適した”サーキットを尊重するべきだと苦言を述べた。
 F1のオーナーであるリバティ・メディアは、新天地でのF1開催を目指しており、スパ・フランコルシャンで開催されるベルギーGPやポール・リカール・サーキットでのフランスGP、そしてモナコGPまでもが、来季以降の開催が危ぶまれるという状況に追い込まれている。
 F1は近年、多くの常設サーキットに比べファンのアクセスが良い市街地サーキットでのF1開催に執心で、アゼルバイジャン、サウジアラビア、マイアミと市街地サーキットでの開催数は増加。2023年にはラスベガスでの開催も予定されている。
 フランスGPでフェルスタッペンは、F1がスパでレースを行なわないのであれば「悲しい」として、次のように続けた。
「まず僕のお気に入りのサーキットで、ドライブするには最高のサーキットなんだ」
「もちろん、他のサーキットと比べたらトラフィックで少し大変な面もあるのは理解している」
「でも、とても象徴的なサーキットだし、2028年とかに、ファンとの交流のために都市に近い市街地サーキットだけを走っている自分を見たくはないよ」
「もちろん、みんながお金を稼ぎたいというのは分かるけど、それにも限度がある。そのために設計された訳じゃない市街地サーキットをただ走るよりも、こういう本当にクールなサーキットをカレンダーに残しておくのは重要なことだからね」

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