ハミルトン2位&最速ラップ記録「予選でDRSトラブルが起きていなければ優勝争いができたかも」メルセデス/F1第13戦
2022年F1ハンガリーGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは7番グリッドから2位を獲得した。なお、レース中のファステストラップ(1分21秒386)も記録している。チームメイトのジョージ・ラッセルが3位に続いたことで、メルセデスにとっては2戦連続、今季2回目のダブル表彰台となった。
ハミルトンはスタート直後にふたつ順位を上げ、12周目には4番手に上がった。ミディアムタイヤでのセカンドスティントを長く取り、最終スティントでソフトを装着。周囲のマシンよりフレッシュなタイヤで強力なタイムを出し続け、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ラッセルをオーバーテイクして70周のレースの65周目に2番手に浮上、その位置でフィニッシュした。
トト・ウォルフ代表は、予選でハミルトン車にDRSトラブルが起きていなければ、より上位のグリッドからスタートし、優勝争いに加わることができたと考えている。
「ルイスは信じられないような戦いをした。今年もブダペストで成功を収めたね。彼は突然誰よりも速く走ったんだ。昨日(の予選で)DRSのトラブルが起きたことで今日のレースを失ったと言っていいだろう。トラブルがなければ、今日は優勝争いをすることができたと思う」
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
決勝=2位
7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ソフト
レース序盤は苦労していて、上位に追いつくことができるのかどうか分からずにいた。最終的に7番グリッドから順位を上げることができてうれしいよ。
スタートがうまく決まったことが重要だった。周回を重ねていくうちに少しずつマシンバランスの感触が良くなっていった。予選とレースでの低めの気温は僕たちには合っていたみたいだね。金曜日の状態から大きく向上したから、そのことに感謝している。昨日(の予選で)DRSがちゃんと動いていれば、優勝を狙うことができたかもしれない。
チームはこの困難な年にも決して諦めずに努力し続けている。そんな彼らに感謝したい。今日は2台揃って表彰台を獲得することができた。僕たちにとって特別な結果だよ。ただ、レースの展開はジョージにとっては不運だったね。
素晴らしい形でサマーブレイクに入ることができる。上位とのギャップを間違いなく縮めつつあり、パフォーマンスが向上していることを確認できたんだ。シーズン後半にはさらに改善を果たして、トップグループのドライバーたちと戦えるようになりたいね。
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