ザウバー×アルファロメオ、2023年も提携続行へ。アウディによる買収説はアルファロメオ無関係?

 

 現在ザウバーはアルファロメオとパートナーシップを結び、彼らの名前でF1に参戦しているが、契約が2023年も延長されたことが判明した。
 2018年からザウバーF1チームのタイトルスポンサーとなり、2019年からは同チームのネーミングライツを手にしているアルファロメオ。彼らの間では数年単位の契約が結ばれてきたが、毎年夏になると年次評価が行なわれており、今回明らかになった更新もこれに付随するものだ。
 アルファロメオのジャン-フィリップ・インパラートCEOは7月29日に、ロイター通信に対して2023年シーズンの契約延長に合意したことを明らかにした。
「2023年の更改に今朝サインしてきた」と、インパラートCEOは語っている。
「毎年7月に我々は状況を判断している。もし将来、我々が(F1に)もう興味がないと、あるいは投資に対するリターンが得られていないと判断したら、何をすべきかを考えることになるだろう」
「しかし、何事も秩序だった方法で行なわれることになる」
 なおチームは報道に対し正式なコメントは提供していない。
 アルファロメオはザウバーとの提携によって、F1に参戦する他のメーカーのように膨大な投資無しに、認知度やブランド力の向上を図ることができている。
「地球上でもベストな投資に対するリターンを得られていると思う」
 インパラートCEOはそう誇る。
「驚くべきことかもしれない。しかし繰り返しになるが、我々は最高の投資効率を誇っていると思う」
「我々はザウバーと共に、”デュアルガバナンス”の新しいビジネスモデルを考案した。フレデリック(バスール/チーム代表)がチームを初めからマネジメントしていると分かっており、たとえ厳しいときがあっても、我々は頓挫させることはなかった」
「アルファロメオとして我々は彼等をサポートし、開発をサポートするために様々なモノを活性化させている。たとえ苦しいときであっても、レースごとに、1年毎に進歩する必要があるんだ
 アルファロメオF1は苦しい時期が続いていたが、2022年シーズンはそこから立ち直り、定期的にポイントを獲得するようになるなど、調子を上げてきている。
 一方で母体のザウバーは、F1参戦を目指すアウディによる買収の可能性が報道されてもいる。ただインパラートCEOはアウディによるチームへの関心は懸念していないという。
「毎年毎年、我々はポイントを稼ぎ、そして来年をどうするか決めている」
「私は5年間などといったような、長期的なモノやコミットメントは考えていない。そのため、はっきり言ってしまえばエンジンに関するどのような交渉も、パートナーシップに関するどんな交渉も、それはフレデリックとザウバーによる主導で、ザウバーの最善の利益のために行なわれているものだ」
「アルファロメオの最善の利益は、毎年投資に対するリターンを得ることだ。そして毎年パフォーマンス面で進歩すること、それだけだ」
「他のことは完全に別個のモノだと、そう言って良い」
 
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