ハミルトンのF1引退はまだまだ先?「”燃料”が空になるまではやらないけど……まだモチベーションがある」
ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、まだ身体に”燃料”が残っている間はF1でのキャリアを続けるとしながらも、完全に燃え尽きるまで戦い続けるつもりはないと語った。
セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)が今季限りでのF1引退を発表したことで、その他のベテランドライバーたちの将来についても、注目が集まっている。
2007年にF1デビューを果たしたハミルトンは、今ではフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ/2001年デビュー)に次ぐ古参ドライバーとなった。
ハミルトンはメルセデスとの契約を2023年まで結んでいるが、その契約満了を持って引退するつもりはないと、常々語ってきた。なぜならハミルトンは、メルセデスと共にF1を戦い続けながら、様々な慈善活動もメルセデスと共に推し進めているため、F1で走り続けるためのモチベーションは長く保たれそうな状況である。
「長い間一緒に戦った人たちが引退し始めると、僕もキャリアのそういう局面にいるということを思い出させる」
ベッテル引退の発表を受け、ハミルトンはそう語った。
「フェルナンドも、そのうちここからいなくなる。その後、誰がここにいるだろうか? その時は僕はおそらく最年長になるだろうね! でも、僕が引退を考えているというわけじゃないよ」
「今は、どうすればこのクルマを良くできるかということを考えている。チームが再び勝てるようになるために必要なことについて、考えているんだ。またチャンピオンになるための道筋はどんなモノだろうかとね」
「そして、多様性の観点からも、僕らやろうとしていることを反映させるために、このスポーツに関わる全員が今以上に多くのことを成し遂げるためには、どんなことが必要なのか? そういうことについても考えている」
「僕の中に残っている”燃料”について言えば、そういうことのために戦っている今は、まだまだ十分にその燃料が残っているように感じている」
ハミルトンは、続けていくモチベーションを失った時には、F1を続けることはないと語る。しかし、その時はまだまだ先だと感じているようだ。
「もし引退したとしても、僕の中のタンクにはまだ燃料が残っている」
そうハミルトンは言う。
「完全に燃え尽きて、何も残らなくなるまではやらないと思う。でも、もう少し先だと願ってるよ」
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