「何も見えなかった……」オリベイラ、雨による視界悪化でリタイアを選択。トップ6フィニッシュのチャンス手放す

 

 モビリティリゾートもてぎで開催されたMotoGP第14戦日本GP。決勝レースは雨に見舞われ、RNFのミゲル・オリベイラはリタイアを選択した。 その理由としてオリベイラは視界不良のため自らピットへ入ったと説明した。 決勝スタート直前から降り始めた雨によって突然ウエットレースとなった決勝。オリベイラは16番手スタートだったものの、フラッグ・トゥ・フラッグで多くがバイクの乗り換えを行なった後には、一時4番手までポジションを上げていた。 その後オリベイラは徐々に順位を下げていったが、6番手をキープ。ただ、12周目に彼はピットへ戻ることを選択した。 しかし、レースは12周を完了した時点でコンディション悪化によって赤旗中断。20分強の中断を経てレースは一度再開に向けて動き出し、オリベイラも再出走に向けて準備を進めたものの、ウォームアップラップ中に再び赤旗が振られ、予定周回数の半分となる12周でのレース終了が宣言された。 オリベイラはピットイン前の順位に戻ることは認められず、結果18位で日本GPを終えることとなった。 レース後、オリベイラはピットインを選択した理由について「何も見えなかった」からだと認めた。「実際は上手くいっていたんだ」とオリベイラは言う。「競争力を感じていたし、雨が降ってきてから更に良くなった。バイクのハンドリングも良かったよ。でもリタイアする3周前から、視界が悪くなってきたんだ」「何も見えなくて、タイヤをどこに置けばいいのかさえ分からなかった。雨が強すぎて自分自身に『リタイアするな、冷静になれ』と言い聞かさせていたんだけど、入るのが1周早すぎたね」「これまでは起こったことのないことだ。ブレーキングもコーナーも、水しぶきを避けようとしても何も見えなかった。本当に悔しかったよ」 …読み続ける

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