ルクレール、夏休みで”溜まった感情”を解放。タイトル争い諦めず「難しい挑戦だけど、僕たちは成長できる」

 

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に80ポイント差をつけられているが、シーズン後半での巻き返しを諦めていない。
 レッドブルと互角の速さを示している今季のフェラーリだが、トップ走行中のリタイアや、チームの戦略ミスが重なり、ルクレールはフェルスタッペンに大差をつけられてサマーブレイクに突入した。
 ルクレールはシーズン前半の”感情の蓄積”によって消耗したことを認め、フェラーリは今後、訪れるすべてのチャンスを最大化しなければならないと語った。
「僕には(サマーブレイクが)必要だったんだ」とルクレールは言う。
「シーズン前半は山あり谷ありで、いろいろな感情があった。その積み重ねが、疲れにつながる。だから、この3週間は家族や友人と最高の時間を過ごすことができた。とてもよかったよ」
「チームとして、一戦一戦やっていくことになると思う。でも、この先のチャンスを最大限に生かさなければならないのは確かだし、僕はまだチャンピオンシップを戦えると信じているんだ」
「もちろん、とても難しいチャレンジになることは間違いない。でも、最後の最後まで信じているよ」
 シーズン前半戦では、レース中のフェラーリの戦略的判断が疑問視され、ルクレールとフェルスタッペンのポイント差が広がる一因となった。
 チーム代表のマッティア・ビノットはチーム内部を変える必要はないと主張しているが、ルクレールはハンガリーで犯したミスから「成長する」ことを確信している。

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