改修スパ、ターン1の攻防は控えめに? フェルスタッペン「スタートはより慎重になるはず」

 

 スパ・フランコルシャン・サーキットで開催されているF1第14戦ベルギーGP。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は決勝レースに向けて、コース改修も考えると”より慎重な”スタートとなるだろうと語った。
 フェルスタッペンは予選で、2番手のカルロス・サインツJr.(フェラーリ)に0.6秒と大差をつける最速タイムを記録。ただ決勝レースはパワーユニットの規定数を超えるコンポーネント交換によるグリッド降格が科され、15番手から挑むことになった。
 マシンの仕上がりに自信を持つフェルスタッペンは、「表彰台に上がれなければガッカリするだろう」と語るほどで、レースではライバルのごぼう抜きも予想される。ただ、レース序盤は慎重なアプローチを採るだろうと本人は語っている。
 これには、前回大会からサーキットに一部変更が行なわれたことが関係している。ターン1のラ・ソースはランオフがアスファルトからグラベルトラップへ置き換えられており、これがドライバーのアプローチに影響を及ぼすとフェルスタッペンは考えているのだ。
 フェルスタッペンは「誰もグラベルには突っ込みたくはないでしょ」と冗談めかし、更にこう続ける。
「僕らのマシンはラリーカーじゃないんだ。だからコースに留まる必要があるし、そういうこと(ドライバーがより保守的になる)になると思うんだ」
 既にこのコースでは土曜日の段階で下位カテゴリーがレースが実施されており、フェルスタッペンはスパを走る上での新しい基準が既に作られていると考えているのだ。彼はさらにこう続けている。
「F3のレースでもう確認できたと思う」
「従来のトラックでは、通常ドライバーはワイドに走って戻ってきたものだ。それができたんだ」
「そして当然、今ではそれができない。つまり当然のことだけど、みんながより気をつけるようになると思う」
 チームメイトのセルジオ・ペレスは2番グリッドスタートとなるが、彼は勝つためにはラ・ソースで先頭に立たないほうが良いと考えているようだ。
「オー・ルージュで、後続に超接近したクルマがあるなら、先頭(のドライバー)が嫌がるのは当然だろう」
「でも、それを最大限活かせればいいね。(プランは)良いスタートを切って、カルロスから早めに先頭を奪うことだ」
 
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