F1日本GPを観戦するファンはちょっとお得? フリー走行2回目がタイヤテスト実施につき30分延長

 

 10月に開催を控えるF1日本GP。そのフリー走行2回目は、タイヤテストのため通常よりも少し長くなるようだ。
 ピレリは2023年シーズンに向けたタイヤの微調整に取り組んでおり、現在のアンダーステア傾向を解消することに重点を置いている。これまでは各レース後に特注タイヤでのテストを実施しており、イタリアGPの後にもレッドブルとのテストが予定されているが、ピレリとしては2023年仕様のプロトタイプバージョンをレースウィークで試したいようだ。
 ピレリのF1責任者であるマリオ・イゾラは、各チームが新しいタイヤをテストするために日本GPとアメリカGPのフリー走行2回目を30分延長することで合意したと明らかにした。なお、これらのセッションが雨などの影響を受けてタイヤテストができないと判断された場合は、メキシコGPのFP2を使ってテストが行なわれるという。
 イゾラはこのアイデアについて、チームのレースに向けての準備に支障をきたすことがない状態でタイヤテストができるだろうと語った。
「(日本GPとアメリカGPで)FP2は60分ではなく90分になる。それによって少し柔軟性が出る」
 イゾラはそう説明する。
「走行という点では、いつものFP2とほぼ同じ形になるだろう」
「このプランが現時点では良い解決策だと思っている。もちろん、最初にやる時にはそれがうまくいくかどうかチェックしないといけない」
「ただ将来的には、あらゆるテストができるようにすることを考えている。数レース後には、火曜日や水曜日を使ってまともなタイヤテストをすることができる」
 FP2の延長によってテストができることは歓迎すべきアイデアだとイゾラは考えているが、その一方で、複雑な事情がない訳ではない。
「我々はパワーユニット(PU)のマイレージについても話し合わないといけない。彼らのプラン以上にPUのマイレージを増やすわけにはいかないんだ」
「解決策をひとつ見つけると、そこにも問題点が出てきたりするから複雑だ。FP2を使うというのは良いアイデアだ。チームにどこかに行ってもらったり、火曜日や水曜日まで居残りをさせたりすることはないんだからね」
「ただ、週末を通して同じマシンと同じエンジンを使わないといけないことを考えると、やはりマイレージが問題になってくる」
「アイデアが出る度に何週間も議論して、うまくいく方法を見つけ出していくんだ」
 
 
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