今季F1も熾烈な”ベスト・オブ・ザ・レスト”争い。マクラーレンのノリス、打倒アルピーヌ目指すも「残り時間は少ない」

 

 2021年シーズンに続いて、今季もレッドブルやフェラーリ、メルセデスに次ぐ”ベスト・オブ・ザ・レスト”争いを展開するマクラーレンとアルピーヌの2チーム。しかし、マクラーレンのランド・ノリスは、アルピーヌからコンストラクターズランキング4番手の座を奪うには残り時間が少なくなってきていると明かしている。
 というのも、アルピーヌは積極的なマシン開発を進め、コース上ではしばしばトップ3を脅かすほどのパフォーマンスを発揮している。
 ポイントでもそれは裏付けられ、第14戦ベルギーGP終了時点でアルピーヌはマクラーレンに対して20点のリードを築いている。そしてペースの面でもマクラーレンを上回っていると言われている。
 ベスト・オブ・ザ・レストの座は勢いのあるアルピーヌ優勢との見方が強いものの、ノリスはまだマクラーレンが挽回するチャンスは残されているという。ただ、”残り時間は少なくなりつつある”とも語っている。
 ザントフールトを舞台に行なわれるオランダGPに先立ち、イベントのタイトルスポンサーであるハイネケンのプレビューイベントに出席したノリスは、次のように語った。
「何ポイントか巻き返せるといいね。特にここは、できる限りダウンフォースをつけて走らなきゃいけないところだからね」
「スパでは、効率性が重要だった。ストレートで速いだけじゃなく、レッドブルのように大きなウイングがなくても大きなダウンフォースを生み出せるマシンを持っているかどうかがカギなんだ」
「マックス(フェルスタッペン/レッドブル)が特にそうだけど、彼らは圧倒的に速い。でもここはハンガリーやモナコのような、マシンに(ダウンフォースを)全てかける場所なんだ」
「だからまた少し前進して、もう少し競争力をつけられたらいいね」
「まだ先は長いと思う。でも、アルピーヌの前に留まっていられるようにする時間はなくなってきているんだ」

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