角田裕毅、トラブルでリタイア「入賞できると考えていたのに残念」混乱の中でのシートベルトの違反で戒告も/F1第15戦
2022年F1オランダGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、トラブルによりリタイアを喫した。
9番グリッドからスタートし、1周目に11番手に落ちたが、レース中盤に10番手に上がった後、42周目に2度目のピットイン。しかしピットアウト直後に、角田はタイヤが適切に装着されていないと感じ、コース脇でストップした。その後、チームからタイヤは問題ないため走り出すよう指示を受け、再びピットイン。チームはシートベルトのチェックも行い、角田を再びコースへと送り出した。しかし角田はやはり何かがおかしいと指摘、チームからマシンをとめるよう言われ、ターン4と5の間の芝の上にマシンを停めた。これによりバーチャル・セーフティカーが導入された。
スチュワードは、この件について審議を行い、シートベルト規定に関し、安全ではない状態でコースを走行したとして、戒告(ドライビングに関するものではない)を科した。
スチュワードは次のように説明している。
「ピットストップ後、22号車のドライバーは、ホイールが正しく装着されていないと感じ、マシンを止めた。だがスチュワードの調査によると、実際にはディファレンシャルに問題があったという結論に達した。そのため、ピットストップのポジションからリリースされた際、マシンは危険な状態にはなかった」
「しかし、ドライバーがヒアリングにおいて認めたように、コース上でストップした後、彼はマシンから降りる用意をし、セーフティベルトを緩め始めていた。ただし外してはいなかった」
「その後、彼はピットに戻り、メカニックがベストを締め直した。ドライバーによってシートベルトがどの程度緩められたかを正確に判断することは不可能である」
ビークルパフォーマンス担当チーフエンジニア、クラウディオ・バレストリは次のように状況を説明した。
「ピットストップの後、彼はマシンリヤにおいて何かがおかしいと報告した。そのためタイヤ交換のために再びピットインさせた。その直後、マシントラブルがあった。これについてはチーム内で調査中である」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=リタイア
9番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ハード
残念な一日でした。レースに向けて、ペースがとてもよく、ポイント圏内でフィニッシュすることを望んでいました。スタートでふたつほどポジションを落としましたが、ゆっくりと挽回していき、トップ10圏内でフィニッシュできるとポジティブに考えていたのです。
残念ながらハードタイヤに交換したピットストップの後、マシンに何か問題があると感じました。その段階でチームは問題を見つけることができておらず、タイヤ交換のために僕をピットに呼び戻しました。でも再びコースに出て行く時、まだ何かおかしいと感じました。チームは無線でそれを確認し、リタイアしなければなりませんでした。
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