元F1ドライバーでありインディ500勝者のロッシもスーパーライセンス制度を批判「ハータがF1に行けないのは、過去の愚かな事例のせい」

 

 レッドブル・グループが、来季アルファタウリのドライバーとしてF1デビューさせようとしているコルトン・ハータ。インディカーで通算7勝を挙げているハータだが、F1に参戦するために必須なスーパーライセンスを取得するために必要なスーパーライセンスポイントを満たすことができていない。
 レッドブル側はFIAに対して、ハータに特例でスーパーライセンスを発給することを求めたが、FIAは特例を認めないことを明確にしたため、レッドブルとしてもハータの起用を諦める方法に舵を切ったようだ。
 現状で最後のアメリカ人F1ドライバーは、2015年にマノーで5戦を走ったアレクサンダー・ロッシである。ロッシはF1に参戦した後はインディカーに活躍の場を移し、2016年にはインディ500を制覇。ここ3年はアンドレッティ・オートスポートでハータのチームメイトとして戦ってきた。
 ロッシは自身のSNSに、ハータについて「F1で戦う才能と能力を持っている」と投稿。さらに現状のスーパーライセンスのシステムは間違っていると批判した。
「このやりとりにうんざりしている」
 そうロッシは語った。
「前提としては、人々がF1への道を”購入”することを阻止し、才能がモチベーションの要因となるようにするためのものだった。それは素晴らしいことだ」
「僕らは皆、コルトンがF1にいるべき才能と能力を持っていると確信している。それもまた素晴らしいことであり、彼にオファーがあるなら、彼はそのチャンスを得るべきだ」
「モータースポーツは、金銭的なモノが才能よりも重視される、世界で最も知名度の高いスポーツであり続けている」
「それは残念なことだ。僕の意見では、根本的な問題は、スポーツとしての要素がビジネスの面よりも後回しにされることが多かったということだ。特定のチームが、財政的なサポートに基づいてドライバーを決定するのをやめさせるためには、何らかの方法を講じる必要があった」
「コルトンがF1でレースをするかどうかを自分で決めるチャンスを失ったのは、最終的にはこれら過去の決定によるものだ。ライセンスポイントの問題ではない」
 
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