アルファタウリ残留決定の角田裕毅に期待。トスト代表「才能のある彼に、時間が与えられたことは喜ばしい」

 

 スクーデリア・アルファタウリは9月22日、チームに所属する日本人ドライバーの角田裕毅が2023年もチーム残留し、F1での3年目のシーズンを戦うことを発表した。
 昨年、アルファタウリからF1デビューした角田。ルーキーということもあって、チームメイトのピエール・ガスリーになかなか対抗することができなかった。
 しかし2年目を迎えた今季は、ガスリーに匹敵する速さを随所で見せている。ライバルチームのパフォーマンスアップや不運もあってポイント獲得は5月のスペインGPが最後となっているが、初の母国GPである日本GPを含め、残り6レースで来季に向けて弾みがつくような好結果を目指すことになる。
 常々、ルーキードライバーには時間を与えるべきだと語ってきたアルファタウリのフランツ・トスト代表は、角田の成長を認め、彼と過ごす3年目に期待を寄せた。
「昨年の加入以来見てきたように、ユウキは非常に才能のあるドライバーであり、今シーズンも大きく成長した」
 そうトストはチームのプレスリリースにコメントを寄せた。
「彼が最近示したペースは、急勾配の学習曲線を描いている明らかな証拠であり、彼がF1のシートに値することを証明している。私は、2022年の最後の6レースで彼の強力な結果を期待している」
「いつも言っているように、ドライバーがF1を完全に理解するには少なくとも3年は必要なので、彼にそのポテンシャルをフルに発揮するための時間が与えられたことは喜ばしい」
「また、ジュニアカテゴリーからこのような若い才能を育て上げることができるのは、(ヘルムート)マルコ博士と彼のドライバープログラムの賜物だ。レッドブルとアルファタウリ、そしてホンダの継続的なサポートと、彼がもう1年我々と一緒にいることを許してくれたことに、ユウキとともに感謝したい」
 現状では来季もガスリーが角田のチームメイトとなる予定だが、今季のドライバー市場は流動的。アルピーヌがガスリーの引き抜きを狙っているのはもはや明白だ。状況次第では、角田がチームを引っ張る立場で2023年シーズンを迎える可能性もある。いずれにしても、3年目のシーズンを迎える角田には、さらなる成長が期待されている。
 
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