日本GP独走優勝のミラー、完璧なレースぶりに驚き「”頭の中の声”が最大の敵だった。これまでの努力の結果だ」

 

 3年ぶりの開催となったMotoGP第16戦日本GPは、ドゥカティのジャック・ミラーが独走でレースを支配して今シーズン初優勝を達成。彼も自身の速さには驚きがあった様子だ。
 ミラーが勝利を挙げるのは2021年フランスGP以来、1年4ヵ月ぶり。予選では7番手となっていたが、決勝レースではライバルを寄せ付けない独走ぶりで、余裕のトップチェッカーだった。
 今回、ミラーはリヤにハードタイヤを選択しており、それがアドバンテージとなっているようにも見えた。ミラーはタイヤ選択は難しかったとしつつも、朝のウォームアップ走行での好感触から、ハードを使用する決定を下したと語っている。
「特にファビオ(クアルタラロ/ヤマハ)や、アレイシ(エスパルガロ/アプリリア)がミディアムを選んでいたけど、僕も金曜日にミディアムでレースシミュレーションを行なっていたし、データはあったんだ」
「難しい選択だった。でもウォームアップでハードを試して、感触が良かったんだ」
「正直、金曜日に走行が始まってから、信じられないほどに調子が良かった。全てが簡単で、バイクはとても上手く機能していた」
「2日目の朝は、ウエットでも本当にいい感じだったし、予選でもうまいことできるだろうと思っていた。でも思った通りにはいかなかったんだ。いつもならウエットだとドライの時以上にトップグループに挑戦できると感じるものだけど、今回はそうならなかった」
「苦戦してしまって、ちょっと熱くなっていたし、少しイライラしていたよ。7番手スタートで少し複雑な状況になるだろうと分かっていたからね。だけど正直、いいスタートが切れた」
「前にいるライダーを簡単に追い抜くことができた。マルケス(マルク・マルケス/レプソル・ホンダ)やオリベイラ(ミゲル・オリベイラ/KTM)のようなライダーを抜いていくのは、普通は難しいんだけどね。でも気持ちよく走れたし、自分の計画通りに前に出ることができた」
「その後はラップごとにペースをあげていって、4秒近い差になってから、少し落ち着くことができたよ」
 そしてミラーは今回のようにレースを支配できたことには、驚かされたとも認めている。

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