メルセデス、”バウンド病”が再発。ハミルトン、FP1首位も「狂ったように跳ねていて、1秒くらい遅れている」

 

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1シンガポールGPのFP1をトップで終えたものの、マシンの振動は酷く、ポールポジション争いには加わることができないと考えている。
 タイトなマリーナベイ・ストリート・サーキットは、今季メルセデスが得意としている低中速コーナーが多く、好結果が期待できるレースだと考えられていた。
 FP1では、ハミルトンがマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を上回りトップタイムをマーク。FP2ではジョージ・ラッセルが3番手と、メルセデスは良い形で初日を終えたが、ハミルトンはポールポジション争いに加わることができるかについて、否定的な見解を示している。
 彼はFP2で5番手だったが、このポジションは激しいバウンシングが再発している現状を示す、より現実的な指標だと考えている。
 初日を振り返ってハミルトンは次のように述べた。
「スタートは良かったけど、2回目のセッションはあまり良くなかった。だから、他の週末と同じようなものだよ」
「クルマはそのままなのに、狂ったように跳ね回っている。今週末は大きく遅れているようには感じないが、それでも1秒くらいは遅れていると思う。僕たちはそれに取り組み続けなければならないんだ」
 ハミルトンはチームメイトのラッセルほどセットアップがうまくいっていなかったことを示唆しながらも、頭痛がするほど激しいバウンシングを解消するために、メルセデスができることはほとんどないと考えているようだ。
「バウンドについてはどうすることもできないんだ。セットアップの面では、ジョージの方はもう少しタイムを上げられると思う。でも僕の方は、良いラップを刻むことができなかったんだ」
「でも今夜はそれを修正して、明日はもっといい走りができるようにする」
 ラッセルもハミルトンと同じような意見を持っているようで、順位は悪くないように見えるものの、実際のところメルセデスはもう少し後方にいるのだという。
「シャルル(ルクレール/フェラーリ)はミディアムタイヤで最速ラップを出したと思う(実際はソフトタイヤ)から、データを見てみないといけないね」
「レッドブルのドライバーたちがどこにいたのか分からない。だから見た目は問題ないように見えるけど、それが全体像ではないと確信しているんだ」
「確かにやるべきことはたくさんある。とてもバンピーなんだ。みんなある程度は苦労していると思うけど、僕らのマシンはそこが弱点だとずっと分かっていたからね」
「タイヤはかなり敏感だ。もしそこを上手くまとめることができれば、予選でかなり良いラップタイムを記録できるだろう。そしてご存知のように、このレースは通常、予選が大事になる。楽観的に考えて、今晩一生懸命取り組んでみよう」
 
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