ハミルトンのジュエリー規則違反で”メルセデスに”350万円の罰金。確認ミスの責任チームに問う

 

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1シンガポールGPのフリー走行でノーズピアスを着用していたことでスチュワードに召喚されたが、お咎めなしとなった。だがその代わりに、不正確なチェックシートを提出したとして、チームに2万5000ユーロ(約345万円)の罰金が科された。
 FIAは2022年シーズン序盤、ドライバーのジュエリー類の装着について取り締まりを強化する方針を発表した。車検作業の一部として、ドライバーのアクセサリーやウエアもチェック項目に加わることとなった。
 ハミルトンはすぐに外せないアクセサリーもあるとして、このルールの適用を2レース免除されたが、その措置も5月末のモナコGPで終了。以降は鼻についているスタッド状のピアスも外してレースに臨んでいた。
 しかしシンガポールGPのFP1で、ハミルトンの鼻にピアスがついていることが、国際映像で確認されていた。
 そのため、ハミルトンはFP3終了後にスチュワードに呼び出しを受けた。またメルセデスはドライバーのセルフチェックシートの記載が誤っていたことを説明するよう、予選後に求められた。この診断書は、2019年に導入されたプロセスで、FIAがサーキット走行前にクルマとドライバーのコンプライアンスをチェックしないで済むように導入されたモノだ。
 ハミルトンは、ピアスを定期的に取り外せるようにするための努力の一環として、彼がかかった鼻の感染症の治療に携わる医療スタッフから、感染症が治るまで金属スタッドをつけたままにするよう言われたと主張。この説明をスチュワードが受け入れ、許可が下りた形だ。
 FIAは、ハミルトンにペナルティを科さないと発表した文書の中で、メルセデスが提出した医療報告書によって、その説明が確認できたとしている。
「スチュワードはその後、FIAの副メディカルデレゲートであるイアン・ロバーツ博士に相談し、博士はメディカルレポートを閲覧し、その意見に同意した」
「酌量の余地のある状況を考慮し、我々はこれ以上の措置を取らないことを決定した」

予選後のハミルトン。バイザーの隙間からピアス装着が確認できる
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