フェルスタッペン、浮き沈みの激しいレースに落胆。追い上げ7位も「望んでいたような位置じゃない」

 

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、スタートでの出遅れについて、クラッチを離した時にアンチストールに入ってしまったからだと説明した。
 予選で燃料不足により、アタックが不完全燃焼に終わったフェルスタッペンは、決勝レースを8番手からスタートした。しかしスタートは大失敗。1コーナーまでに12番手まで後退してしまった。
 フェルスタッペンはそこから6番手まで追い上げたが、40周目にランド・ノリス(マクラーレン)をパスしようとした際にオーバーシュート。タイヤにダメージを負い、再ピットインを強いられたため、13番手までポジションを下げてしまった。
 最終的に、スタート位置よりひとつ上の7位でレースを終えたフェルスタッペンだが、望んでいた位置ではないと語った。
「クラッチを離したらアンチストールを起こしたから、なぜそうなったのか分析する必要があるけど、もちろん多くのポジションを失うことになった」
「そこから何人か抜こうとした。何人かはうまくいったけど、その後ちょっとしたトレインに巻き込まれたんだ。みんな、タイヤの温度が上がってしまっていて、ついていくのが大変だった」
「それからもちろん、何人かのミスもあって、ちょっとラッキーだった」
「5番手につけていて、4番手を目指してランドを追い抜こうとした。彼に並んだところでブレーキをかけた。そんなに遅いタイミングではなかったけど、ボトミング(底づき)してしまったんだ」
「ただでさえボトミングに苦労していたのに、ラインを外したことでさらにバンピーになったのだろう。ブレーキをかけた瞬間、前輪が宙に浮いてしまったんだ」
「振動がひどかったから、もう一度ピットに入って、新しいタイヤを履いて、最後尾からポイント圏内に戻ってきたんだ」
「僕たちが望んでいたようなポジションではなかった。でももちろん、すでに昨日(の予選)から始まっていたんだ。ああいう位置にいると、上手くやって上位に食い込めることもあれば、僕たちのように非常にフラストレーションが溜まることもあるんだ」
 最終ラップでセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)をパスして7位になったことが慰めになったかと聞かれたフェルスタッペンは、「8位よりはマシだけど、そのためにここにいるわけじゃない」と付け加えている。
 
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