3位表彰台はミラーのおかげ? バニャイヤ、チームメイトの助言に感謝「アドバイスしてくれて助かった」

 

 3年ぶりに開催されたMotoGP第17戦タイGPで、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは3位表彰台を獲得。チャンピオンシップ争いにおいて、非常に重要な結果を手にした。
 タイGP決勝はこのレースウィークで初めてのウエットコンディションとなった。バニャイヤは同じく雨となったインドネシアGPでは大苦戦を喫しているなど、良い記憶が無い。
 実際、状況が一変したことにバニャイヤは“動揺”していたというが、チームメイトのジャック・ミラーに貰ったアドバイスが、3位表彰台獲得につながったと明かした。
「正直に言って、あまりハッピーではないよね」
 バニャイヤはレース前、そう考えていたという。
「今朝のウォームアップではレースで使うつもりのタイヤでスタートして、全てが完璧で、良いレースができると思っていたんだ」
「レースに向けて準備万端だったんだ。でもMoto2のレースで雨が降り始めてしまって、少し動揺した」
「でもジャックが来てくれて、僕にいくつかアドバイスしてくれたんだ。幸運だったよ」
「助かった。チームメイトとこういった仲でいるのは難しいことだと思う。でも来年、エネア(バスティアニーニ)とも、一緒にやっていけたらと思うよ。(アドバイスのお陰で)多かれ少なかれ、ウエットでも自分を信じることができたんだ」
 なおレース後に4位のヨハン・ザルコ(プラマック)が明かしたところによると、ドゥカティはバニャイヤのタイトル争いのチャンスを“危険”にさらさないよう、同陣営のライダーにバニャイヤとのバトルにおいては気をつけるように指示していたという。
 ただザルコは、終盤にバニャイヤを追い上げた時に抜かなかったことは、オーバーテイクに伴うリスクのせいだったとも語っている。
 タイGPではポイントリーダーのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)がノーポイントでレースを終了。その結果、バニャイヤはわずか2ポイント差まで詰め寄ることができた。
 一気にタイトル獲得に向けた逆転の可能性が高まったわけだが、バニャイヤはラスト3戦に向けて”とても賢く”あることが必要不可欠だと語った。
 バニャイヤはタイトル争いについて「これから、もっと激しくなるだろう」と語り、更に次のように続ける。
「ラスト3レースで、僕は全ての状況でとても賢く、スマートになる必要があるだろう。というのも、僕らのポテンシャルはとても高いけど、日本GPや前半戦でしていたようなポカはもうできないからだ」
「だから、賢くなる必要があるし、どんな状況でも理解できるように努めなければならない。(次戦)オーストラリアも天気予報ではかなり寒いみたいだし、それに適応する必要がある。でもとにかく、僕らは競争力を発揮できると思う」
 
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