ニコラス・ラティフィ、周冠宇との接触でペナルティ。日本GPで5グリッド降格処分に

 

 F1第17戦シンガポールGPで周冠宇(アルファロメオ)と接触したニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)は、次戦日本GPでグリッド降格ペナルティを受けることが決まった。
 接触が起きたのはシンガポールGPの7周目。18番手を争っていた場面で、周はラティフィを追い抜こうとターン5でアウト側から攻めたが、ラティフィにアウト側へ押し出される形となり、ウォールにヒット。周のマシンはダメージを受け、リタイアを余儀なくされた。
 なおこの接触ではラティフィもウォールにヒット。最終的にマシンを止め、セーフティカー出動の原因となった。
 接触に対し周は、ウォールに押し込まれたと話すなど無線でラティフィに対して激怒。FIAはこの接触を調査した結果ラティフィに非があると認め、次戦日本GPでの5グリッド降格ペナルティを科した。
 以下はスチュワードによる声明となっている。
「スチュワードはビデオ映像を検証し、その結果LAT(ラティフィ)がこの衝突の原因だと判断した」
「ZHO(周)はターン5へ続く直線でラティフィのオーバーテイクを試みており、十分なスペースもあり、通常のレーシングラインを走っていた。ラティフィは左に進路を取り、周に対して車両1台分の幅を残さず、結果として両車は接触した」
 なおラティフィには日本GPでの5グリッド降格ペナルティとともに、2点のペナルティポイントも加算された。これで、過去12ヵ月間でのラティフィのペナルティポイントは合計3点となった。
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